「深層崩壊が日本を襲う」を見た
6月27日のNHKスペシャルは、「深層崩壊」であった。
深層崩壊と聞いて私が思い出すのは、1984年に発生した長野県西部地震による御嶽山の斜面の崩壊である。あれで下流に住んでいた王滝村の人が亡くなった。
あれも深層崩壊だと思うのだけど、今回は取り上げられていない。
(ネタが古いからか?発生原因が地震だったからか?)
ここからは番組の話。
今回、話題になったのは台湾の小林村という村が深層崩壊で一気に消失したということだ。
その深層崩壊で生じた土砂が、河川流路を閉塞し、天然ダムを形成する。
その天然ダムの背後に、水が貯まり、その水圧に耐えかねたときに、土石流となって下流域に流下するという大規模災害が取り上げられていた。
NHKはさすがにCO2の排出による地球温暖化とは説明していなかったが、「地球温暖化による降雨量の変化が、深層崩壊を多発させている」ということで、話が展開している。
事実は事実として、日本では、九州地方で連続して深層崩壊が発生している。
それの根拠付けとして、1990年代に比べて2000年代は、集中豪雨の回数が増加していると言う話を取り上げている。
まあ確かに増えているのかも知れないが、レーダーや観測網が整備されて、集中豪雨を観測する態勢が整ったと考えても良いのかな?と思ったりもする。
深層崩壊の原因は、岩盤クリープによって岩盤の開口亀裂が深層に及んでいるものが、集中豪雨のような大量の降雨によって、その岩塊が滑り出してしまう。
深層崩壊の起きる可能性のある場所を空中写真判読で、把握する作業が進められていること。
空中写真判読をすると、「岩盤クリープ」が発生していると推測される微地形が全国で至る所にある。
これは、空中写真判読で抽出できる遷急線と滑落崖のことを行っているのあろうか?確かにあれなら、どんな山でも存在する。今流行の空中レーザー測量と赤色立体図が全国で作られそうな気がします。
深層崩壊による被災をしないために、国や自治体がハザードマップを作成し、説明しているが、深層崩壊は被災の規模がでかすぎるために、避難場所が被災地になってしまう可能性もある。
表層崩壊の対策としては砂防ダムが有効なのかも知れないが、深層崩壊だとそんな砂防ダムなんか、一緒になって崩れ落ちるだろうから、土砂流出を止めるという事は難しいだろう。
こんな感じの番組内容だったかな?と思っています。
今回はメモもあまり取っていないので適当ですいません。再放送をご覧ください。
深層崩壊と良く言われる「高速地すべり」とどう違うのだろう?同じもの?
異常気象がもたらす記録的な豪雨が、土砂災害の概念を大きく変え始めている。昨夏、台湾南部のなだらかな山が、大雨によって頂上付近から大崩壊を起こした。深層崩壊と呼ばれる巨大土砂崩れが、集落を襲い500人の命を奪ったのだ。ハザードマップで安全とされていた場所で発生した大災害は、日本の防災関係者に大きな衝撃を与えた。実は台湾と類似した地形の多い日本でも、深層崩壊は頻発し始めている。専門家による調査で次々と危険箇所が見つかる中、新たな災害から住民の命をどう守るか、対策の最前線を追う。
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スパムっぽくないので、一応コメントは承認したんだけど・・・
てか・・・文法もクソもないが、通じるだろうから、そう言うコメントを残しました。