前年比70%減
最近は、私も官公庁の仕事を担当することが減りました。
公共事業削減の流れですから仕方ありません。
愛知県も景気対策と称してすこし前までは、仕事がありましたが、トヨタ関連の業績悪化のため金蔵が底をついてしまったようである。
公共事業を行なう建設コンサルも棲み分けがありますが、どこの会社もきついな〜という話をしてました。でも一番きついのは、農林水産省系の農業土木分野なのかもしれません。先日、友人と話していたところ、前年比70%減になっているのだそうだ。
農林水産省系のインフラ整備の予算の削減は、農業従事者への戸別補償(バラマキ)に消えてしまったそうなのだ。
世の中の流れの変化は甘んじて受けざるしかないのであるが、これは本当にきつい。
他人の心配をしている余裕は無いけども、厳しいと思った次第である。
私は官公庁以外の仕事をすることがほとんどなくなりました。下請け仕事がないからです。下請け比率の高かった会社が、下請け仕事が無くなって元請け以外に行く道が無くなるのですから、元々元請けだったところは、予算が減るよりも大きく減るのは数字の道理としてしかたありません。
また小さい会社は低入札カードを切ることができますが(実質的に影響がないので)、大きな会社、あるいは外注比率の高い会社はペナルティがこたえるのでそのカードを切れません。大きな会社を護るためのルールがその目的通りに機能していません。いよいよ大変です。
コメントありがとうございます。
私の所属している会社は、元々官公庁の仕事が少ない会社ですから、他社と違った感じになっていると思います。この先の見えない景気のため、開発投資関係の仕事は減っていることは目に見えて事実です。実は、官公庁の仕事を受注できている事務所が業績が良いと、本社から褒められている顛末に陥っています。だからうちの事務所は、ダメダメで、たぶん秋には配置転換される可能性が高いです。
低価格入札については、低価格入札を嫌っているのは業者だけではありません。発注者側も嫌っていて、色々条件を変えて、低価格入札が出来ないように圧力がかかっています。この話は、半年くらいで話がコロコロ変わっているので、どうしたもんだか・・・と思っています。ここで話せない事も多いのですが。
原価率については・・・ブログで少しまとめてみようかな。
全て八方塞がりになってますよね。
以前からある程度予想はしてましたが、予想通りのシナリオだったにも関わらず先手を打てなかった自分に呆れている状態だったりします(後悔先に立たず)。
もう周りに迷惑を掛けるのは覚悟で自分で考え動くしかないと思っています。
流されていればロクな事がありませんで。
自分に対してバカにな~れ!と最近思っている次第です。
一人親方様
私の場合、正直申しまして、この仕事を選んだことを後悔することから始まってしまいます。それはそれで不毛な話だなあと思ってしまうので、グダグダ考えるのは辞めました。
「前年比70%」をどうして取り上げたのかと言いますと、もう少し傷みを緩和させながら殺すのが、本来のやり方だと思うのです。「来年からお前の仕事はないからくたばれ!」と言われるやり方はどうかな?と思うわけです。さすがにこれは残酷です。でもこの国の政策は、これくらい暴力的にやってくると言うことを我々は理解しておかないといけません。
国土交通省関係でも十分暴力的だとは思いますが・・・。