一ヶ月くらい前に放送されたクローズアップ現代「建設残土”が家を襲う」を視た

12月は少し忙しかったので、これが放送されたのすら知りませんでした。

年末のNASNEの大掃除をしていたら、これを見つけたので見ることにした。

“建設残土”が家を襲う – NHK クローズアップ現代

 

先日の台風で土砂崩れした横浜の造成地なんだが、てっきり宅地造成の盛土だと思っていました。

宅地造成の盛土という名目の元に、建設残土を処分していたらしい。

トンネル工事や切土工事で発生した建設残土(解体廃棄物では無い地山の土)の1/3はあまってしまうらしい。

確かに、盛土構造物を増やしたいところではあるが、盛土の構造物の問題も無いわけでは無いので、そんなに増やせないところである。

黄鉄鉱などが含まれた土も問題視されているので、なかなか難しい所か・・・

行き場の無い建設残土が崩落して、一般市民を巻き込む事故が少なくない。

横浜の例。うわ・・・こんな住宅密集地にも建設残土を処分していたとは・・・。

平坦になったら宅地分譲するつもりだったのかと思えば・・・

こんなオマケのような土留めをしてたとのことらしいので、造成が目的では無かったようだ。

大阪の例。何だこの地すべりは?みたいな感じ。話では聞いたような気がするが酷い。

こんなぼた山よう作ったなあ・・・って感じ。

これで家庭菜園用地は無いな。

捨て場が無いということか・・・

処分費が安い処分場へと流れる。

安全管理は無理だそうだ。まあ人件費をとったら残らないでしょうね。

中央リニア新幹線の残土は相当な量になる。

(愛知県は瀬戸市とかで陶土の採掘場を埋める計画もあると聞く。)

ただ全体の処分計画はJR東海からはっきりした回答は出ていない。

建設残土の処分地を行政(地方自治体)が条例で規制するところもでてきた。

安全に残土が管理されているか受け入れ処分場の立入検査も徹底しているらしい。

(30度以下なら崩落の恐れは少ない・・・そうですか・・・他にも色々規制があるのだろう)

ここの自治体は、県外の建設残土は受け入れないという条例を制定したらしい。

そのしわ寄せは他所の近隣自治体になだれ込んでしまうと言う状況にも陥っている。

自分の自治体さえ良ければ良いのか・・・ということにもなりそうだ。

 

まあ・・・公共工事が減っているとはいえ、残土の問題は切っては切れない話なのは承知していましたが、管理されない建設残土がかなり多いんだなあと思った次第です。

同じ問題で、ダムの湖底に溜まった礫砂も問題になっている。

搬出して何処かに持っていきたくても持って行けないから、それよりも上流のところに土捨て場を作って埋め立てている。

本来ならダム湖の湖底砂は質にもよるがコンクリート骨材に適したものが多いようだが、それだけでは処理できない量らしい。

それにしても野積みされたあの残土の山はさすがに気持ちが悪い・・・。

埋め立てる場所すらないなら掘らないと言う時代が来るのかなあ?

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Topic

前の記事

本宮山麓に活断層か・・・