ワコム板タブOne by WacomをAutoCADで使ってやろうじゃ無いか(平面図上に崖錐堆積物の境界線を描きたい)
最近、私のAmazonアソシエイト経由で「ワコム板タブOne by Wacom」がちょこちょこ売れるんですよ。
お買い上げありがとうございます。
DocuworksViewerにフリーハンド(自由線を描く)で落書きするのに便利なのよね。
DocuworksViewerとワコム板タブOne by Wacomはなかなか相性が良いと思う | 地質屋さんと呼ばないで
今回は別にDocuworksViewerじゃなくても、AutoCADのスケッチコマンドでも全然問題なく使えるお話です。
1.AutoCADのSKETCHコマンドとは?
AutoCADにもフリーハンドで線の描けるコマンドがありまして、それがSKETCHコマンドと言うそうです。
AutoCAD 2023 ヘルプ | SKETCH[スケッチ] (コマンド) | Autodesk
SKETCHとコマンドラインにベタ打ちすると、あとはマウスカーソルでなぞるのも、トラックボールでカーソルをなぞるのも、板タブでなぞるのもフリーハンドで自由線を描いてくれるというわけです。
SKETCH後の線は3種類指定できます。デフォルトは細かいぶつ切りの線分なんだけど、まあ便利なのはポリラインかな。
2.実際に描いてみる
適当にフリーハンドで描いてやると確定前の線が描かれます。Enterすると確定。
フリーハンドのポリラインができました。これはいいですね。板タブだから、なめらかな線が描かれます。
3.使い勝手を調整してみる
ただ頂点が多いのでギザギザしちゃいます。重たくなりますので、これはいただけない。
増分値を調整するとポリラインの頂点の間隔の調整ができるらしい。
思い切って増分値を「1→2500」くらいにしてやりました。
こんなもんで良いでしょう。これでなめらかなフリーハンド線がAutoCADにストレスなくガシガシ描けます。
4.ポリラインの線種生成モードが無効を有効のままにする。(おまけ)
だいたい地質図の地層境界線って破線だったり一点鎖線で描くことが多いのですが、AutoCADの標準は線種生成モードが無効になっています。
これがすごく不便なので、システム変数で線種生成モードを常時有効にしてやります。
PLINEGENとベタ打ちして<0>を<1>に変更。
これでフリーハンドで地形図に線が描けるようになりました。
窓際の講釈の雑音が鳴り止まない劣悪な環境からは以上です。
ちっこいのもあるらしい。ノートパソコン持ち歩いてる人はこちらの方がイイかもね。