もっと土質力学の勉強をしておくべきですね

私は、理学部地質学科(地学系)出身のため、土質力学はいざ知らず、この仕事に就いたときには、「N値」すら知りませんでした。

今でも、力学的数値を見せられたり、計算式なんかを見せられても、さっぱりだったりするわけです。
特に計算式は怪しい・・・どういう経緯があって、このような理論式が出てきたのかということを、頭の片隅にでも入れておかないと、「ただ理論式に数字を入れて、はい計算できました。」では計算間違いをしているのかすら見落としそうになる。(いや、実際に見落としている。)
そういうわけで、もう少し土質力学の基礎理論を勉強しておきたいとは常々思っているのです。
それでも、分厚い本を読み込むほど根性もありません。

前置きが長くなりましたが、地盤工学会中部支部の夕方のセミナーを聴講してきました。
今回は、名古屋大学の中野先生の「圧密変形」の話でした。

・テルツァーギの一次元圧密方程式の話
・浅岡(沈下予測)法と一次元圧密方程式の話
・SYSカムクレイモデルの話(私は・・・ついて行けません)

時々、忘れたころに沈下予測解析の話がでるのですが、いわゆる双曲線法なるものを使って検討をしています。
双曲線法については、さっかんさんのところで、詳しくまとめられてます。
http://blog.goo.ne.jp/knockon1981/e/a0d21fb66ec8b3a27f07e57c56dd7a9c

saykiyoさんのところで、浅岡法という名前が出ており、はて?と首をかしげたのがお恥ずかしいところです。
浅岡法を知らないとは、この業界では全く持って「モグリ」だなあと恥ずかしく思うのですが、浅岡法とテルツァーギの一次元圧密方程式が、綺麗に数式が結びつくところに驚いた次第です。

SYSカムクレイモデルの話は、そのうち一般的な業務の中にこの概念が取り込まれてくることがあるだろうなあ・・・と言った感想しかできません。すいません。

私が入社5年目頃に、岩石材料のスレーキングの問題で、頭を抱えていたときに読んでいた論文が、「中野先生」の論文でした。今ではすっかりそんなことを忘れていましたが、先日PCの中の論文の整理をしていたら、そのことに気がついた次第です。

土質力学と水理学の基礎理論は、もっと勉強しておくべきだなとはいつも思っているのですが、意志が弱くていけません。

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