能登半島地震で海底地すべりが発生したのは富山湾だけではなく能登半島沖合でも発生しているらしい
富山湾内で起きた比較的小さい海底地すべりだけではあの規模の津波は起きないという話も出ていましたので、こちらの影響も多分にあるのでしょう。
能登半島沖合で“海底地すべり”約1.6キロにわたり斜面崩壊 能登半島地震で生じた可能性 海上保安庁 | 日テレNEWS NNN
そう言うわけで能登半島沖合でも海底地すべりが起きていたという結果が音波探査から得られたらしい。
かなり沖合になりますが、規模は長さ1.6km幅1.1kmというのを始め、今回の観測結果で3箇所も崩壊しているとのこと。
いろんなところで複数の海底地すべりが発生していたというこのようです。
元ネタは海上保安庁のペーパーです
能登半島東方沖の海底で大規模な斜面崩壊の痕跡を確認 | 海上保安庁https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/r6/k240222/k240222.pdf
この位置図をみるとかなり沖合である事がよく解ります。
それでも海底には谷があり川のような地形があるんですね。
これには驚きました。
すべり面の深度は深いところで50mを超えているそうです。
海底深層崩壊と呼んでも良い感じの海底地すべりです。
この海域はこういう現象の繰り返しなのかもしれません。
それにしても音波探査の技術はすごいですね。
崩壊前の基礎データが測定してあったので、このような知見が得られるわけで、こういう観測資料というのは大切だなあと思っています。
備えあれば憂いなし