大分県の中津日田道路(日田山国道路)のトンネル工事現場の湧水で周囲の集落の井戸涸れが発生しているらしい
背後の山にトンネル掘ったら、地下水脈をぶち抜いてしまったようだ。
工事現場で大量湧水、井戸の水位低下や濁りも…大分県日田市の住民ら工法見直し訴え:地域ニュース : 読売新聞
トンネルを掘削するときには地質調査のほか水文調査を行いますが、水源枯渇の懸念はなかったんだろうか?
中津日田道路のトンネル工事現場から大量の地下水…井戸の水位低下で「農業にも飲み水にも困る」 大分|FNNプライムオンライン
トンネルの中間部で何カ所かボーリング調査をやっているように見えますね。
場所はどの辺だろう?とみてみた
https://www.pref.oita.jp/uploaded/attachment/2184203.pdf
トンネル避難坑の工事と言っていたのでたぶんこの付近なのでしょう。
問題となっている集落との位置関係はこういう感じなんだろうか?(ざっくり推測です)
意外と離れていますが、火山岩の地質で透水性が良くてトンネルのルートの標高がかなり下ならば地下水がそちらに流出してしまって、井戸の水位が低下するかもしれません。
丘の上にある池の水も涸れているかもしれません。
避難坑トンネルを掘るということは、トンネルの計画高よりもかなり高いところに地下水位があるので水抜きを考慮しているのかもしれません。
その地下水を抜いてしまったら、結構遠くの集落の井戸に影響が出てしまったという顛末なのでしょうか?
井戸水が濁るのは地下水位が下がってしまって、地下水の汲み上げられる限界揚水量が低下していることから起因していると思います。
工事そのものでは濁らないと思う。