名古屋市の液状化ハザードマップをQGISに載せてみた #QGIS
先日、名古屋の防災オープンデータがCKANで公開されているとブログに書いたのだが、そこでメッシュデータが使えないと言うことを書いた。
それは私の能力が無かっただけのようで、QGISにハザードマップが載せることが出来たので、自分用にメモを残しておきたい。
名古屋市の防災関連情報がオープンデータ(CKAN)になっているのでQGISにCKANを読み込ませてみた | 地質屋さんと呼ばないで
1.目標:名古屋市の地震時の液状化ハザードマップをQGISに載せたい
各自治体でハザードマップが公開されているのですが、配布用のパンフレットという形で非常に使いにくいのであります。

例えば名古屋市の地震時の液状化ハザードマップ。
パンフレットとしては良いのだけど、細かくてピンポイントで見ることができません。
これをQGISに載せてみます。
2.なごや防災オープンデータカタログサイトから液状化ハザードマップの元ネタを連れてくる
CKANの接続は完了しているので、なごや防災オープンデータカタログサイトから地震ハザードマップを読み込んでやる。

ZIPにチェック入れてやるとロードする。

巨大な暗黒地帯がQGISに出現した。メッシュデータが出ています。

拡大すると、単色で塗られたメッシュが出てきます。これでは使えない。
ここで先日は止まりました。
3.液状化ハザードマップのデータ加工を行う。
レイヤーの属性テーブルを開くとこのようなスプレッドシートがでる。

スプレッドシートにならなかったら、左下ボタンを押す。
PLって項目がありますね。液状化の大中小はPLでやってるようです。
PLの値によって色分けしてやれば、公開されている液状化ハザードマップと同じものが作れるはずです。

メッシュは単一色で塗色されている状態なのでここで加工させる。

連続値による定義に変更する。値はPLを選択。そうするとメッシュの色が変わった。

PL区分で液状化評価しているので、この色を入れてやる。

色を調整していく。

出来ました。これで、見てみましょう。

液状化ハザードマップをQGISに載せることがで来ました。
4.おまけ
地図を標準地図だったものを淡色地図にしてみます。

あまり違いはないですが、これの方がすっきりしてそうです。

古地図との重ね書きなんてものもQGISに載ってしまえば楽々できます。
こういう具合に加工してやれば、CKANで公開されているいろんなハザードマップのメッシュデータがQGISに載ります。
