「名古屋の堀川断層は活断層じゃないと言えない」と評価したらしい。

まあ予想通りの評価が出てきましたが、結局の所よく解らないのでしょう。

政府の地震調査研究推進本部様が乗り出してくるようです。

名古屋に三つの活断層か 市「否定できず」 政府調査へ:朝日新聞デジタル

堀川断層を錦の御旗に有名人になった鈴木先生のコメントのトーンが少し静かになっているのが、「おや?」と思った次第です。

名古屋地域の表層に分布する堆積物の年代が、全体に若いので変位量がはっきり出てこないのでしょう。

名古屋は、堆積速度が早くて乱れてたまる砂質土を主体とした地盤(熱田層)で、はっきりとした鍵層になる堆積物(降下火山灰)が分布していません。

熱田層の下位にはもっと乱雑に堆積したと考えられる砂礫層と砂質土層の互層からなる海部弥富層が分布しています。

大阪のように、静かにゆっくり広域に堆積した粘性土層(大阪層群海成粘性土層)の存在がないので、どうしようもなく解らないです。

堆積した年代も全然違います。

 

ここからは余談。

結局の所、断層の有無よりも、内陸型の地震は日本全国ダーツの旅のように突然起きると割り切るしかないと思う次第です。

経済的に余裕があるのなら、そういう街作りも出来るでしょうし、無ければ出来ません。それ以上でもそれ以下でもないと思う。

微少変動や、地盤の微動を利用して地震が起きそうな所を予測するなんてことをしようとしている人もおられますが、評価する人間が主観を持ってしまっているのですから当たるはずがありません。

時間とリソースの無駄としか思えません。まあ目立ちたいのでやってるのでしょう。

どさくさに紛れて政治を批評して「口出して私は賢いのよ」みたいな自己顕示欲を満たしているだけのようです。

煽る人たちは、現代版おおかみ少年と言ったところで、それこそ主観の入らない人工知能AIで評価した方が当たるでしょう。

人工知能でも被害の出る地震は頻度が少ないので、その予測は難しいでしょうね。

 

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備えあれば憂いなし

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