耐震対策というのはお国柄の事情によって色々異なるようです
イタリア中部の地震被害、死者300人くらいになりそうですね。
それが多いのか少ないのか解りませんし、死亡者がひとりでも少ない方が良いとは思いますが・・・
日本と同じ地震国のイタリアの耐震対策の遅れは、日本の耐震対策事情に比較されて問題にする記事も散見します。
2009年以来の甚大な災害となったとある。
2009年はラクイラ地震 – Wikipediaってのありましたね。
たしか予知できなかった地震学者が裁判にかけられて、あーあと思った事件もありました。
7年ぶりくらいで、震災による死者も300人と、被災状況も同規模です。
まあ今回の地震も震源の深度が浅いですから、イタリア全国ダーツの旅のような感じで町1つ潰すみたいな感じなのでしょうか?
被災地は広範囲に及んでいないでしょうね・・・
歴史的建造物をどの様に耐震化して長期保存をするかというジレンマに駆られている所はあるのでしょう。
石とセメントで作られた建物を地震に耐えられるようにするのは難しいのでしょう。
日本の機能的な景観的に味の無い建物は、イタリアには受け入れられないという感じなのでしょう。
アングル:地震対策遅れるイタリア、歴史建造物と財政難が壁に | ロイター
日本の古い建物は、文化庁が主体になって、そこの地盤状況も含めて耐震診断が進められていると聞いています。
ダメなものは補強するなどの対応を進めているようです。
文化財に日本人が住んでいるわけでは無いので対応もしやすいのでしょう。
イタリアみたいに街並み景観そのものが文化財では、鉄筋コンクリートの建物作られないです。
白川郷みたいな街並み景観保存地区がイタリアの至る所にあるイメージで考えると、耐震対策も難しいと今のところ理解しておきます。
備えあれば憂いなし