今後の建築基準法は、複数回連続の地震動にも耐えられる建物を想定してくるのだろうか?

一度、限界領域にある強震動をうけた建物は、安全に使えないとしたら、複数回耐えられる建物を作るのか?

被災履歴のある建物は既存不適格建物として、補修もしくは建替が望ましいとするのか?

これを元に建築基準法が改定されるのか?

5年前の東北日本太平洋沖地震は津波被害は甚大だったが、建物被害はあんまりなかったしな。

「耐震基準は連続した大地震を想定せず」 専門家 | NHKニュース

現在の建物の耐震基準(新耐震基準)は震度6強や震度7を1回耐えることは想定しているが、連続して強震動を受けることは想定していないと言っている。

建築基準法の新耐震基準は昭和56年(1981年)以降の建物に適用されており、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)では、それ以前建設された建物に大きな被害が出たと記録があります。

古い木造家屋が潰れたり、中層ビルの中階が潰れたり、ビルが道路跨いで横倒しになったりしたものも有りました。

 

建築:住宅・建築物の耐震化について – 国土交通省

 

【ここからは私の頭の中の整理事項間違ったら適宜訂正】

新耐震基準は、てっきり日本海中部地震の被害評価を反映させて改訂されたと思っていたら、 日本海中部地震は昭和58年(1983年)だったんですね。

正しくは昭和53年(1978年)の宮城県沖地震のようですね。

時代別評点比較|ホームズ君よくわかる耐震 

この資料によると、平成7年(1995年)兵庫県南部地震のときに建築基準法が改訂されています。

(木造はこっちがかなり重点的に改訂と指摘いただきました。普段RCの建物しか相手しないからなあ。) 

今回、新耐震基準の建物(木造1995年)でも2度目の強震に耐えられなかったという見解になるのか、今後の考察が気になるところであります。

(ここも指摘、2000年に木造に対する法改正。)

タイミング的には建築基準法(耐震基準)の改訂を打ってくるのか気になるところです。

でも一度ひいてしまった線は、なかなかいじれませんからねえ。また既存不適格の建築物できるわけですから。

そういえば、最近、免震装置の入った建築物増えてきていますが、あの建物が震源断層近傍にあったらどうなったのかなあ?

持ちこたえているのだろうか?気になります。

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備えあれば憂いなし

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