由良川の堤防が6m沈下しちゃったらしい
これは酷いですね・・・
建設中の堤防、盛り土が最大6メートル沈下 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
そういえば、むかーしむかし、まだ私が大阪に在勤していたときに、由良川の下流部は軟弱地盤で色々大変だと聞いたのを思い出した。
あ~こんなところかあ・・・。八田なら左岸なので、軟弱地盤が厚そうだなあ。
現場はこの辺り?
それで少し検索してみたらこんな論文がネットにアップされていた。
http://www.kkr.mlit.go.jp/plan/happyou/thesises/2011/pdf02/13.pdf
近傍での築堤の話なんだろうけど、条件はたぶん同じであると思う。
うわ・・・ずぶずぶの軟弱地盤の上に高盛土を築堤しているのか・・・
近接家屋が沈下しないように川裏の軟弱地盤を地盤改良しているようだ。
川表側は何もしてないんだな。え?それでいいのか?
川表ののり尻に矢板入れたくなるんだが、正規圧密領域の粘土で、あまりに厚いから、入れちゃうと問題がある?(あ・・・完全に頭が呆けてるな)
実際の施工概要では、プレロードの盛土をして圧密を促進させて、最終形の築堤をするのか。
不同沈下対策改良杭ってのが、川表側のすべりを抑止させるようにいれているのかなあ?
もう一回写真を見てみる・・・
あぁ・・・この状態はプレロードの状態なのか、施工最終形の段階なのか解らないのだけど、やっぱり川表の部分が側方に滑ってますね。
不同沈下対策改良杭を入れた状態でこれなんだろうか?
場合によっては他の堤防にも波及する問題になりそうなだけに今後のプレス発表が気になる話になりました。
それにしても技術士試験の問題に出てきそうな技術課題である。