クローズアップ現代「押し寄せる老朽化 水道クライシス」を録画で見た
クローズアップ現代「押し寄せる老朽化 水道クライシス」を録画で見た。
要するに然るべき時に公共事業の投資を一気に止めて、維持管理費に回さなかったツケが回って、水道管がどんどん壊れてるよって話のようだ。
こう言う話って、技術士試験の建設一般などにも良く取り上げられる話なので、頭の中に入れておいていた方が良い話題だと思う。
押し寄せる老朽化 水道クライシス – NHK クローズアップ現代
老朽化の激しいところは、愛知県も含まれています。
どっちかというと西の方が老朽化が激しい?
水道料金を値上げした事業体だが、目に付くのが静岡県東部。
ここは富士山の伏流水をつかった水道で、水道料金が破格に安いところと聞いていた。
(うる覚えなので定かでは無い)
水道料金が安い事業体が値上げするのには、そんなに問題が無いわけで・・・
埼玉県秩父市の例、修繕できるところより耐用年数を超えてしまう所の方が多い。
結局いたちごっこのようだ。
節水キャンペーンも影響して水道収入が頭打ちで修繕費の支出が突出した赤字となる。
国ではこの水道老朽化対策は以下の点で考えられているようだ。
- 料金の見直し
- 施設の設備廃止統合
- 完全民営化
京都の新興住宅地は地質の影響を受けて水道管の劣化が早いらしい。
まあそんななかで、対策例として岩手県の自治体例が紹介されていた。
住民を巻き込んだ補修優先順位の作成。
いろんな事を考慮する中で・・・
最優先とする事項を点数化して、各管路に点数を付けているらしい。
年寄り子供の優先が地盤の強さよりも優先らしい。
とりあえず、緊急時に使う施設に優先して水が供給されるような仕組みにしようとしているようだ。
このあたりは、公共施設のアセットマネジメントの具体例なのだろう。
これでうまく機能していくかどうかは解らない。
低密度分散型・・・要するに施設に対する人口の割合が低いところは高コストになってしまうので色々と問題点がある様だ。
おや?
大阪なんか人口密度えらい高いのに、全然維持管理していなくて放置と言うことか?
なんか民営化がどうのこうのとか、市と府がどうのこうの言っていたから、他の障壁がいっぱいありすぎて老朽化が加速しているような気もする。