本当に恐いのは地球寒冷化である
記事には書いてないのですが、縄文海進時代(約6000年前)に三内丸山遺跡は繁栄していたのでしょう。
急激な気象変化が一番恐ろしいですが、地球温暖化よりも寒冷化のほうが生活が難しいことがよくわかります。
そういえば、地球温暖化防止のためにCO2削減を謳っていますが、寒冷化になったら、ガンガン燃やせ~!ってことになるのだろうか?
化石燃料に過剰に依存し、エネルギー変換効率が悪いから、エネルギー転換を進めようという言葉では、見向きをしない人が多いので「地球温暖化」という話で恐怖を煽っているのだろうか。
(こういう記事もすぐに消えてしまうので引用させていただきます。)
三内丸山、2℃寒冷化で滅ぶ…食料激減 : 環境 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
三内丸山、2℃寒冷化で滅ぶ…食料激減
縄文時代に栄えた「三内丸山遺跡」(青森市)の集落が約4200年前に滅んだのは、2度の気温低下が原因だった可能性が高いことが、川幡穂高・東京大学教授(古気候学)らによる調査でわかった。
それまで豊富だった食料用の木の実などが、この寒冷化で激減したらしい。
三内丸山遺跡は陸奥湾の南約3キロ・メートルにある、縄文時代最大規模の集落跡。約5900年前に成立し、約1700年後に消滅した。しかし、長期にわたる気候変動の詳しいデータがなく、集落の盛衰と気候の関連は不明だった。
川幡教授らは、この遺跡から約20キロ・メートル離れた陸奥湾で、水深61メートルの海底から堆積(たいせき)物を採取。プランクトンがどのような物質をつくっていたかを手がかりに、当時の海面水温を推定した。
その結果、海面水温は5900年前から約1700年かけて、約22度から約24度まで徐々に上昇したが、4200年前ごろ、約22度まで急激に低下した。気温の低下も、おなじ約2度とみられる。
堆積物中の花粉などを調べたところ、温暖期には陸上では食用に適したクリなどが多く育ち、海中には魚が多く生息できたが、寒冷化して、その環境が失われたことがわかった。
川幡教授によると、この寒冷化は、この地域に吹く南西からの暖かな季節風が弱まったことなどが原因らしい。川幡教授は「2度の寒冷化の影響は、思いのほか大きい。数度の温度変化でも、農業などの1次産業は大きな影響を受ける可能性がある」と話している。
(2010年2月2日14時51分 読売新聞)