防災とは忘却との戦い
撮り溜めていたクローズアップ現代1月19日放送「大地震が首都を襲う」を今さらながら視た。
ハイチ地震は、日本からみるとほとんど地球の裏側で発生した地震であり、かなりの死者が出たようだ。
日本では、あまり報道されていないので・・・困ったものであるが・・・
1月19日(火)放送
大地震が首都を襲う~ハイチからの報告~
カリブ海のハイチで12日に起きた、マグニチュード7.0の大地震。首都・ポルトープランスでは大統領府や官公庁、それに、援助にあたっていた国連の現地本部やホテルなどが軒並み倒壊し、一部が炎上。死者は数十万人を超えるのではとの見方も出ている。首都機能は麻痺し、被災者の救出や復興に大きな支障が出ている。アメリカ地質調査所(USGS)によると、地震は同国を東西に走る「エンリキロ断層」が横ずれして起きたとみられる。震源の深さは約10キロと浅く、首都からわずか15キロしか離れていなかった。震源が浅いことに加え、人口密集地に近かったことが被害を拡大させたとみられている。現在、世界中の都市の地下でも、大地震を起こす可能性のある断層が次々に見つかっており、ハイチでもM7.2規模の大地震が発生するという警告がすでに2年前、発せられていた。地震から1週間がたつ現地からの最新ルポと、世界中で進む都市直下型地震への脅威に備える最新の動きを紹介する。(NO.2842) スタジオゲスト : 古村 孝志さん (東京大学地震研究所教授)中継出演 : 高木 優 (ワシントン支局・記者)
ハイチ地震は、兵庫県南部地震と同じ直下型(活断層型)地震である。2年前から地震発生が危惧される場所であった。
都市近傍に震源がある直下型地震であったために、神戸と同様に被害を大きくしている。
日本にも活断層がたくさんあるが、最近起きた直下型地震はマークしている活断層ではないところで発生している問題がある。
この番組で、しきりに言われていたことは、「忘却との戦い」。
地震直後には、この場所には大きな地震が起きると対策していたものが、年月が経つにつれてその対策を忘れてしまう問題がある。