鹿児島県姶良市の土砂崩れの斜面
お亡くなりになった人のいる災害現場で、机上であれこれ言うのは良くないと思いますが、後学のために自分へのメモです。合掌。


鹿児島 姶良 倒壊住宅付近で1人発見 心肺停止状態 成人女性か | NHK | 気象
そういうわけで、崩れていた土に竹がいっぱい混じっていたので、気になりましたのでどんなところか見てみました。

Googleさんだと多分ここだろうと思います。崩れた斜面ですが、なんか人工的に切土した法面みたいになっています。
引用しませんが、地すべりだって偉い先生がツイートしていたんですが、どういうところなんだろう?

土砂災害特別警戒区域には指定されています。そうなるべくして発生した場所ではあるみたい。
しかし、地すべりの土砂災害特別警戒区域には指定されていない。

どうやら土地条件図の数値地図の絵をみて地すべりの頭頂部の土砂崩れだと解説したみたい。
頭頂部を切土しているという視点でここを地すべりとして土地分類しているのか?
この辺りは地形屋さんと防災屋さんで見解が異なっているのかもしれない。

古地図(1890年)を重ねてみました。
沢の出口で水が取りやすかったようで戦前から集落があったようですね。
この古地図で地すべりに判読するのは、なかなか踏み込んでいるなあとは思う。
まあそういうわけで、竹藪なので山の地下水位がそこそこ高く、それに伴う表層崩壊だと思っています。
自宅の背後斜面が竹藪は、私的にはとても気持ち悪いと思います。
備えあれば憂いなし
