くさり礫(その2)
仕事にはくさり礫の成因については全く関係がないのだけど、くさり礫の成因について気になって仕方がない。
下の資料によると、くさり礫の原因はよく解らないが、地球の気候変動との因果関係はあるかも知れないらしい。
今回、相手にしている砂礫のマトリックス(礫間にある砂や粘土)は、赤色系の色を呈しています。
地球には今よりもずっと暖かい時があったわけで、なるほど地球の温暖化は、ただ人間にとって都合が悪いので問題視されているだけなのかも知れないと思った次第である。
岩石の風化(鹿児島大学理学部地学教室応用地質学講座より)
亜熱帯の赤色風化
奄美諸島や沖縄は亜熱帯に属します。新鮮なときには真っ黒な泥岩でも、このような暖かい地方では赤褐色に風化します。地学事典には「粘土と結合している加水酸化鉄の部分的脱水により生じ、赤鉄鉱の生成と密接に関係する」と解説しありますが、要するに酸化鉄により赤?赤褐色を呈するのです。珊瑚礁の赤土汚染が問題になっていますが、赤色風化した岩石を開発で剥き出しにしたのが原因です。
なお、内地でも赤色土壌が高位段丘以上の地形面にしばしば見られます。段丘礫まで腐って、ハンマーやシャベルで容易に削ることができます。いわゆる「くさり礫」です。この地形面が形成された当時の日本列島は、今よりずっと暖かだったと言われています。