平成20年度 技術士二次試験筆記試験雑感
技術士試験お疲れ様でした。
この試験は、何回受験しても本当に奥の深いものだと思います。
私は、技術士試験を1年ブランクを開けました。
30歳で応用理学部門地質の技術士になったときに、この仕事をやっている限り、技術士試験受験は私の義務だと思うようになりました。
「受験のための特別な勉強はしない。少なくとも40歳になるまでは、どんな部門であろうとも受験する」と私は心に決めておりました。
去年受験しなかったのは、試験慣れしすぎて、私自身が惰性で受験していたことに気がついたからです。
今年は、気分を入れ替えて受験が出来たような気がします。
今年受験したのは、「建設部門 土質及び基礎」である。これまで3回チャレンジして、鳴かず飛ばずの結果を味わっている。
試験会場は、名古屋大学である。
名古屋大学は、自宅から自転車でも行けるところであるから、受験には恵まれている。
更に、地下鉄名城線名古屋大学駅から徒歩5分であることから、交通は至便だとおもう。
大阪在住時代は、確か「大阪産業大学」だったと覚えているが、最寄りの駅から20分の徒歩を要求された。
真夏の一番暑い時期に行われる試験で、この差は大きいと思う。
朝5:30起床。
筆記試験の時には、疲労防止のため「青色のOAレンズ」の入った眼鏡を着用する。
自宅を8:30に出発した。
持ち物は「筆記用具」・「ペットボトルに入れて冷凍したお茶×2」・「半袖シャツ」・「気休めの読み物」などなどである。
最寄りのコンビニエンスストアで「おにぎり三個と消しゴム」を買う。
名古屋大学駅を経て、試験会場に到着したのが9:00過ぎである。たぶん、これまでで一番早い会場入りだったと思う。
今回の指定席は最悪である。入り口に近くの最前列に当たってしまう。
とにかく試験開始まで身体を冷ますことを考えていた。
試験監督官に、「時計の使用」について、個人的に注意を受ける。
私は、「腕時計」という物をしないため、試験の時には10分進めた目覚まし時計を持参する。
もちろんアラームは鳴らないようにしてある。
今回初めて、その使用について「禁止」だと指摘されたのである。
受験票には、「携帯電話を時計としての使用は禁止する」と記載してあるが、「腕時計に限定する」とは一言も書いていない。
これはどういう事だろうと思ったが、無駄な抗議をするのも、馬鹿馬鹿しいので、冷静にしたがうことにした。
9:45になると、午前の試験問題が配付され恒例の受験の説明が開始される。
今年は、(去年は知らないが・・・)経費節減だろうか答案を入れる封筒がない。
なし崩し的に10:00になり、午前の部「建設一般」の試験が始まった。
目に飛び込んで来たのは「アセットマネジメント」の文字である。
今年はアセットマネジメントという言葉をよく耳にしていた。
地盤工学会中部支部のイブニングセミナーは、「地盤工学におけるアセットマネジメント」という主題で開講中である。
先日受講した岐阜大学の公開講義でも、「地盤構造物のアセットマネジメント」という題目で受講した。
私は、ニヤリと笑ってしまったが、大学の先生ですら「アセットマネジメント」の扱いに苦慮しているテーマである。
これを選択するのは、リスクがあると頭の中を過ぎったが、これも何かの縁だと思い、選択した。
午前中の試験は、2時間半(12:30まで)である。用意されている原稿用紙は3枚である。
最近私は試験開始後30分は、何があっても絶対に原稿用紙は触らない。
マインドマップなんて高級な物は書けないが、問題用紙の空欄に落書きをすることにしている。
起承転結をイメージしながら落書きを30分かけてする。
答案書き始めは10:30である。原稿用紙を一枚書くのに、私は約40分を必要とする。
逆算すれば、30分遊んでいても、何とかギリギリ間に合う時間配分である。
結果的に15分余った。原稿用紙は、珍しく最後の一行まで埋まっていた。
12:30退室。
おにぎり3個を、無心にかじる。
あとは、(情けないが)痺れた手を、ひたすらクールダウンさせるだけである。
13:00には入室。
13:15には、また試験の説明にはいる。
13:30まで待たされ、なし崩し的に、午後の試験「土質及び基礎」の試験が始まった。
午後の試験は3時間半(17:00まで)である。
問題は10問、そのうち2問選択。1問について3枚の原稿用紙である。
午後の試験は、捨てる問題をまず選ぶことが先決である。まず捨てる問題には、上から×を入れていく。
4問残った。2問まで30分使って、落書きをしながら絞り込む。
しかし今回は、残りの1問が絞り込めない・・・仕方ないので、先行して一問だけ解答をを作り始める。
1問目の解答が、15:30までかかった。
2問目を絞るのに更に10分かかった。結局、普段自分が仕事をしている方に近い方を選択した。
試験監督官が、私の目の前にきたところで「放屁」した。
試験開始前のやりとりもあったが、今回の試験監督官に対しては、「良い印象」がもてない。
技術士会に抗議してやりたいなんて思うくらい気分が悪いが、そちらに気を割くこと自体が馬鹿馬鹿しいのでそのまま続けた。
1枚目を書きおわるときに、致命的なミスに気がつく。しかし後戻りはできないので、そのまま続けた。
たぶん、不合格通知をもらうのであれば、ここが「落第点」になると思う。この話は、10月末の敗戦の弁(いわゆる言い訳)で述べたいと思う。
16:50まで、解答作成に時間を要した。後戻りが出来ないという判断は間違いなかった。
17:00試験終了。さっさと帰宅の途につく。
さて私は、技術士試験に対して「験を担ぐ」ようになっている。
○受験申込用紙は、他人の分をおつかいしない。
○試験の持ち物の中に、気休めの本を一つ入れておく。
○持参するお茶は、ペットボトルに冷凍したお茶である。
○試験の際には、「青色OAレンズの眼鏡」を着用し、「一年前に買った使い古した扇子」を持参する。
○昼ご飯はおにぎり3個。コンビニで購入し自分では作らない。
○試験開始から試験終了、帰宅まで、親しい知人に会わない。会話をしない。
受験申込用紙のおつかいをすると、技術士一次試験の時から、私も不合格になるのであるが、おつかいを依頼した人も不合格になるので、引き受けないことにしている。
試験当日に親しい知人に会わないというのは、非常に難しいのであるが・・・何故かこれも技術士一次試験を含めて、知人に会わなかったときにしか「合格」を果たせていない。
会った人も大概不合格になっており、自身「疫病神」だと思っている。そのなかで唯一合格した人は、うちの会社の課長さんである。
変にテンションが上がって夜中に目が覚めたので、こんな物をまとめてみた。
いままで、試験の記録をつけたことがないので、いざつけてみると面白い物である。
今回試験に失敗していたら、縁起が悪いので二度と試験雑感という記事は書かないと思います。
長文失礼いたしました。おやすみなさい。
ごぶさたです。というより,ごぶさたすぎですね。(^^;;
自分はこの試験,二年休みました。というより,すっかり忘れていました(笑)。
理由は,ま,似たようなものです。
自分は試験の験を担ぎません。
といいながら,参考書や問題集は,試験までに熟(な)れる(しんなりなる)まで読まないと不安を感じます。
で,試験の前には,なれた状態を確認してます。←これも一種の験担ぎでしょうか(笑)。
たぶん自分は,試験に対して,めっちゃ小心者です。
ごぶさたです。というより,ごぶさたすぎですね。(^^;;
自分はこの試験,二年休みました。というより,すっかり忘れていました(笑)。
理由は,ま,似たようなものです。
自分は試験の験を担ぎません。
といいながら,参考書や問題集は,試験までに熟(な)れる(しんなりなる)まで読まないと不安を感じます。
で,試験の前には,なれた状態を確認してます。←これも一種の験担ぎでしょうか(笑)。
たぶん自分は,試験に対して,めっちゃ小心者です。
さっかんさん。ご無沙汰しています。
色々と忙しかったり、気分が乗らなかったりと、ブログをやっていると解ります。
試験に験を担ぐのは、試験のための準備を全くしていない自分に対しての、精神安定剤だったりするわけです。
仕事なんかをしていても思いますが、集中力なんてものは、ずっと持続できません。
集中力のピークを如何にここぞと言うところに当ててくるかだとは思っています。
最近はその集中力すら、へなちょこになってきていますが・・・
さっかんさん。ご無沙汰しています。
色々と忙しかったり、気分が乗らなかったりと、ブログをやっていると解ります。
試験に験を担ぐのは、試験のための準備を全くしていない自分に対しての、精神安定剤だったりするわけです。
仕事なんかをしていても思いますが、集中力なんてものは、ずっと持続できません。
集中力のピークを如何にここぞと言うところに当ててくるかだとは思っています。
最近はその集中力すら、へなちょこになってきていますが・・・