広島市で地下30mのシールド工事が原因と推測される陥没事故が起きているらしい(旧福島川河道直下を掘削したようだ。)
トンネル工事のトラブルがあっちこっちで頻発しているな。
広島市で道路陥没し建物傾く、地下30mで清水建設JVがシールド工事 | 日経クロステック(xTECH)
今まで報道されてなかっただけ?それとも増えているのか?
まあ記事にも書かれているが、シールドマシンが通過している地盤は玉石を混入する砂礫層とのこと。水が噴いてきたらしい。
まあ地盤のことが書かれていたので、少し柱状図を探してみました。
一番近傍だとこの辺りになります。
下位の砂礫地盤まで調査されていません。
N値の大きい砂の地盤が地表面-15m付近からは出てるよう。
そして、中間部に3mくらい不透水の粘性土地盤挟んでいます。
これはバイパスの高架橋の支持地盤の調査か?
ここは、ずいぶん粘性土が厚いです。その下位の砂質土の地盤も緩いです。
このくらいの至近距離でこれだけ地盤状況がばらつくとなるといろんなリスクがつきまとってきそうな気がしました。
遮水層として考えていた粘性土の地盤もなから怪しいですね。
まあ少し気になるので古地図も見てみました。
今流れて居る大河川が太田川の放水路なのは知っていましたが、陥没したところが、かつて「福島川」が流れていた旧河道だったようです。
解っていてコンサルが設計して工事を進めていたのか、知らずにコンサルが設計して工事を進めていたのかが気になるところである。
何かトラブルがあるところはだいたいこんなものなのかも知れないが。ボーリング調査したんだろうか?ここ。
しばらく腐っていた・・・まだ腐っているのでブログが進まないが、また少しは書いておこうと思う。