北海道新幹線のトンネル工事で、コンクリート試験を端折ったので強度不足だと騒がれているらしい(SENS工法ってなんだがや?)

試験を端折って証明するものがないので、「強度不足じゃね?」って発注者に言われているということでしょうか?

北海道新幹線「羊蹄トンネル」、強度不足の可能性…熊谷組がコンクリート試験で虚偽報告 : 読売新聞

まあ、どんなことやってるのか興味が出てきたのでちょっと検索してみました。

https://www.jrtt.go.jp/project/asset/pdf/hokkaido/Newsletter_Hokkaido_5.pdf

なんだ記事の写真はニュースレターから持ってきたんだな。

ここで気になったのがSENS工法。NATMなの?シールドなの?

 

 技術紹介 | JIMテクノロジー株式会社

あぁなんかハイブリッドな神妙な工法なんですね。

こんな工法で出来形検査するというのはどうやるんだろう?みたいなのがあったり、発注者の鉄道運輸機構と現場の認識の違いで何かあるような可能性も邪推してしまいました。

 

北海道新幹線: さまざまな工法を使い分け、自然環境を守りながら進むトンネル工事 〜 北海道新幹線建設局 ニセコ鉄道建設所 | WORKING REPORT | 建設中のプロジェクト | JRTT 鉄道・運輸機構

シールドトンネルは、プレキャストのセグメントをはめるという認識がありましたが、SENS工法というのは、セグメントの代わりに型枠入れて場所打コンクリートにするということらしい。

これで省コストということにつながるらしい。

同社によると、虚偽報告があったのは羊蹄トンネル(倶知安町―ニセコ町)の工事。昨年10月頃から、コンクリートの水分量や強度を測定する試験を、必要な回数や箇所数で行わなかったのに、適切に行ったと報告していた。鉄道・運輸機構の担当者が現場で立ち会った際に発覚した。

そういう風に書かれているということは、場所打ちコンクリートのモールド試験を端折っていたということですかね?

こんな僻地みたいな現場で試験するってのは、やっぱり現場に試験室作ってやるんでしょうか?

そういうことなら施工したトンネルに対してコア抜きして試験するってことになるんだろうか?

なんか、新しい工法を使って何かやるときはいろいろ認識の乖離がありそうで、結局発注者の言い分がそのまま受けて負けるという臭いを感じます。

私個人の偏見ですが印象があまりよくないところだし。

 

新幹線札幌延伸最大の難所 羊蹄トンネル、巨岩撤去は終盤戦 工期4年遅れ、巻き返しなるか:北海道新聞デジタル

工期がかなりずれ込んでいた区間なんですね。

いろんなプレッシャーも有るし、担当者一人の努力ではどうにもならないような世界のように感じました。

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