地球にある二酸化炭素は謎だらけ?
happymanです。
海底に液化した二酸化炭素が分布しているのが発見されたそうです。
地球温暖化ガスとして、二酸化炭素を悪者扱いしていますが、実は人間は、地球にある二酸化炭素・炭素原子の循環過程を全くつかめていないかも知れません。
世界的に、「二酸化炭素が増加したから地球が温暖化している」というキャンペーンが展開されていますが、それは有力な学説の一つであって、それが正しい答えではないことを意識しておくことも必要かも知れません。
沖縄・与那国島近海海底に「液体二酸化炭素」の層 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
沖縄・与那国島近海海底に「液体二酸化炭素」の層
沖縄県与那国島の北西50キロの水深1380メートルの海底に、厚さ最大約20センチ、約200平方メートルにわたる液体二酸化炭素の層が横たわっていることが、海洋研究開発機構などの研究グループの調査で分かった。
層の中には二酸化炭素やメタンなどを取り込んで生きる微生物が存在することも確認されており、極限の環境で生きる生命の実態を把握する上で、貴重なデータを提供する成果になるという。
米国科学アカデミー紀要電子版に28日発表された。
調査は、2003年5月から二酸化炭素の泡が噴き出している地点で、有人潜水調査船「しんかい6500」を使って行われた。
液体二酸化炭素の層は、二酸化炭素と海水が反応してできた二酸化炭素ハイドレートや、硫黄に富む鉱物の堆積(たいせき)物に閉じこめられるようにして海底下10~30センチに横たわっていたという。
同機構の稲垣史生・サブリーダーは「固体の二酸化炭素に覆われている火星の極冠の下に液体が存在すれば、今回の見つかった場所と似た環境の可能性がある」としている。
(2006年8月29日11時39分 読売新聞)