山口県岩国市の硫化水素事故は酸性硫酸塩土壌による硫化水素の発生?

廃棄物処理場とか、汚泥とか、石膏を破棄したところに硫化水素が発生する事は知っていましたが・・・

死因は急性硫化水素中毒|NNNニュース 

山口県岩国市の下水道工事現場で硫化水素が発生?したらしい | 地質屋さんと呼ばないで

もう少しいろんなニュースが出てきたのですが、目に止まったのがこの記事です。

「事故のあった現場では工事の前にボーリング調査を行っていて、硫化水素が発生しやすい土壌であることがわかり、業者に注意を呼びかけていた」とのことである。

硫化水素の発生しやすい土壌?と調べてみるとどうやら「酸性硫酸塩土壌」というものに行き着きました。

酸性硫酸塩土壌(詳細) | tpps

酸性硫酸塩土壌とは、硫黄を含む化合物によりpH4以下の極めて強い酸性を呈するか、あるいは強酸性となる可能性をもつ土壌である。海水など硫酸イオンを含んだ水と有機物を含んだ土壌が還元的な状態になると、硫酸還元菌により硫化水素H2Sが生成し、それが土壌中の二価鉄(Fe2+)と反応すると、硫化鉄鉱物(パイライト(FeS)、黄鉄鉱)が蓄積する。そのような土壌が排水されたり掘り出されて酸化的な条件になると、パイライトから硫酸が生成し、強酸性土壌となる。

酸性硫酸塩土壌は、水に浸かっていてパイライトが残留しているタイプ(潜在的酸性硫酸塩土壌)とパイライトが空気に曝されて酸化し、硫酸の形になっているタイプ(顕在酸性硫酸塩土壌)に分けられる。

恥ずかしながら、あまり気に留めていませんでした。

海沿いで海水の触れるような所では、こういう地盤の事故が起きることが有るってことですね。

また何処かで資料を見つけたら勉強したいと思う。

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください