国土地理院の地図ではここには線路がないので掘ってしまったらしい話(長崎)
今朝おじさんが同じことをパソコン上でやりましたが、それを仕事でやっちゃったようです。
掘削機材 トンネル突き破り事故 図面にトンネル記載なし 長崎 | NHKニュース
私がここの現場担当者だったらどうしただろう?と考えるとすごく悩む話でございまして、1970年代に竣工したトンネルが図面にまともにトレースできているかと言う話に尽きるわけです。
もう少し後の時代にになるとそこそこ図面通りの位置に入ってくるのですが、トンネル建設時の断面資料なんて残っているわけもなく、困った話になるわけです。
正しいやり方なら、物理的に可能かどうか解りませんが、既設トンネルの線形測量をトンネル内で行い、平面座標上に落として作業することになるでしょう。
でも地元の渇水対策のためにそんな予算、どこからも出ませんからねえ。
事故を起こした業者が悪いと言う話になって終わってしまうような気がしますが、気の毒な話であります。
2km南にある長崎新幹線のトンネル建設の渇水対策のためにここに井戸を掘ることはあまり自然な話と思えず、最初からここに井戸ありきで掘ってしまったのでは無いか?と私は邪推します。
代替水源調査とかいってそんな私有地でボーリングなんかしますか?うまく行けばそのまま井戸仕上げにしてプレゼントだったんでしょ?
ま・・・そう言うことを言うと嫌われますので自重することにします。