写真の答えは・・・38番です
今朝、深層崩壊の話題を取り上げましたが、ネタ元を見に行くのを忘れていました。
(手抜きですいません。)
ぼちぼちと2 : 「深層崩壊」・・・同じ被災するのであれば、わかった上で被災してください
記事にするなら、太田ジオさんくらい真面目にやった方が良いですね。ごめんなさい。
報道発表資料:深層崩壊に関する全国マップについて – 国土交通省
ここがネタ元ですが、ざっと見てみました。
さて、今朝貼り付けたこの写真・・・自分のHDDをガサゴソと探して引っ張り出してきたものです。
いつ撮ったんだか?忘れましたが、すごい崩壊跡だなあと思って写真を撮ったのです。
撮影場所は、今回の「深層崩壊推定頻度マップに示した深層崩壊発生場所一覧表」の38番です。
長野県大鹿村の大西山崩壊の今の姿でございます。
ちゃんと深層崩壊に認定されておりました。
この崩壊は1961年6月29日に発生したものであり、あの辺りでは36災害と言われています。
今回の深層崩壊リストを見て気になったことがあります。
1984年に発生した、長野県西部地震で発生した御嶽山の崩壊がありません。
あれは深層崩壊には扱ってもらえないのだろうか・・・?と思った次第でした。
*2:崩壊土砂量10万m3以上で、降雨と融雪を原因とする122事例について整理しています。(地震に由来する深層崩壊は含まない)
なので、御嶽山は地震由来として省かれています。なぜ省いているのかの説明はありませんのでわかりませんが。
ご指摘ありがとうございます。注意書きがありました。
読み飛ばしておりました。
いつも拝見しております。Newrussiaと申します。一応,地質コンサルしてます。
深層崩壊について私も興味があり,少しコメントさせてもらえればと思った次第です。ご迷惑であれば管理者様のほうで削除していただければと思います。
降雨の場合は,地域差は多少あれど,概ね日本全国一様に作用する誘因であり,その場合に地形や地質によって崩壊の発生率にどのくらい差があるだろうか,ということをまず打ち出したものと考えます。
一方,地震の場合は震源が偏在しており,深層崩壊の発生しやすさは地震の規模に左右される部分が大きいと考えられます。なので,解釈が難しくなる部分は除いたものと思われます。
今回のマップも概ね10万m3以上を対象とした分析で,今後変わる可能性も示唆していますが,このマップが示す付加体で隆起速度が早い地域で深層崩壊が起こりやすいというのはまんざら間違いではないんだとおもうのですが,いかがでしょうか。
Newrussiaさん。コメントありがとうございます。
盆休みをいただいていたので、返答が遅くなりました。すいません。
ご指摘の通り、隆起速度の速い地質帯、付加帯の部分での崩壊が要注意な場所みたいですね。
太田さんのところでも書かれていましたが、このサイズの規模の崩壊が仮に発生したら、人間は手の打ちようがないって感じですね。
それもいつ発生するか解らない・・・大地震と似てきました。
地震起源の崩壊は、今回ややこしいものとして除外されているようですが、現実にはこりゃ色んな要因が入り乱れて実際にはさらに複雑になっているのかも知れませんね。地震の影響で、後に発生する深層崩壊の要因ができる可能性もあるのだろうなあと感じた次第です。