深層崩壊マップ公開される
NHKスペシャルにも取り上げられた深層崩壊である。
その発生する可能性を表す全国マップが国土交通省から公表された。
一応、深層崩壊が発生しやすい地質というのを考慮しているようだ。
地殻変動の大きかったところは、深層崩壊が多く発生する傾向があるらしい
すなわちこれは糸魚川静岡構造線沿いや中央構造線沿いということか?
堆積岩や火山岩が分布するところも深層崩壊が多く発生する傾向があるらしい。
長野県はさすがに山の中ですし、糸魚川静岡構造線も中央構造線も走って居るから仕方ないのかも知れません。
そう言えばこれも深層崩壊の跡だったのかな?
いやいやこれは表層崩壊?何処で線引きするのか?解りません。
「深層崩壊」全国マップ、推定頻度示す…国交省 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「深層崩壊」全国マップ、推定頻度示す…国交省
内部の地盤ごと山が崩れ落ちる大規模な土砂崩れ「深層崩壊」について、国土交通省は11日、発生の頻度を指標化し、起こりやすさを示した全国マップを初めて公表した。
深層崩壊は、長い年月でもろくなった岩盤の亀裂に雨水が大量にしみ込んだ場合に発生、厚さ5メートルにも達する土砂の層が一気に崩壊する。1868年以降で確認された深層崩壊は122件で、頻度自体は高くない。
国交省で分析した結果、日本列島の形成に伴って陸地が大きく盛り上がった地域や、崩れやすい堆積(たいせき)岩や火山岩などからなる地域で深層崩壊が多く発生する傾向が判明。この結果から起きやすさの要素を指標化し、発生頻度が全国平均の5倍以上となる地域を「特に高い」、1倍~5倍未満となる地域を「高い」などと分類した。県土全体の面積のうち、「特に高い」と分類された面積の占める割合が最も高いのは長野県の48%。次いで宮崎県が38%、奈良県が34%、山梨県が28%、群馬県が26%。国交省は「特に高い」と分類した地域について、2011年度までに詳しい調査を行う方針。
過去の深層崩壊では東京・山手線の内側を高さ1・5メートルで敷き詰めた量に相当する1億立方メートルの土砂が崩れ落ちた例もあるという。
同省地震・火山砂防室の佐藤一幸室長は「大雨の後の晴天時で発生する例も報告されている。自治体とともに避難対策について検討したい」と話している。
(2010年8月12日03時05分 読売新聞)