大切畑ダムって変なところにあるんだなあ

布田川断層系の熊本地震で被害を受けた大切畑ダムですが、貯水が出来なくてこれからの水耕に影響を及ぼしそうな気配らしい。

コメ農家が悲鳴…ため池に亀裂、水ためられぬ : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

ここの貯水池は、震災当初から空撮で中継が出ました。

でも家が壊れてる方の中継ばっかりで、いい映像残ってないんだよなあ。

左側が大切畑貯水池。道路の脇がアースダムの堤体なのかな?

大切畑ため池 – Wikipedia

大切畑貯水池の原型が出来たのは江戸時代前半ともあるので、この前のブラタモリの話じゃないが、加藤清正が熊本に乗り込んで、ドラスティックに開拓された時代なんだろう。

狭い切り通しのような所に堤体があるので溜め池も作りやすかったに違いない。

それにしても空中写真を見てみると池の背後に平地が存在するなど、変な地形なのである。

大峯という山が西側にあるんだねえ・・・背後はのっぺりとした緩斜面地がある。

空撮で視ると何処が低いのかさっぱり解らないが、西方向に導水路があるので、そこから西側に向かって給水しているみたいですね。

熊本空港の方は阿蘇の火砕流堆積物(ASO-4)が分布しているのか。

ブラタモリで知ったザル田ですな。

新田として開拓されたような減水深の大きい所は、地下水循環が早いので、年間通じて地下水位が大きく上下するのはとある現場で経験しました。

こういう影響も水前寺成趣園が枯山水になった理由なのかもしれませんし、しばらく枯山水が続く気がします。

水ミチはたぶんパイプ流でいろんな水位が複合的にあるのでしょうが、地震で水ミチが変わったら地下水位が全体的に下がったのかなと思った次第です。

水前寺成趣園の水が涸れたことについての雑感(あくまで脳内妄想)

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