水前寺成趣園の水が涸れたことについての雑感(あくまで脳内妄想)

現場も見てないし、こんな現象の原因を考えるほどの学もないので、私が思ったことのメモをまとめておこう。

 

【熊本地震】水前寺公園、池消える 地震で湧き水止まる? – 産経ニュース

まるで枯山水を見せられてるようで、趣がまた変わりましたね。(これはこれで絵になってるような気がします。)

あまり最初は池の水が涸れたことに興味は無かったんだけども、連休中暇になったので、ブラタモリの熊本編を視ていたのです。

水の国熊本、ブラタモリの熊本編の後編ですね。そこで水前寺成趣園のことが放送されていました。

江戸時代初期に作られた水前寺成趣園か・・・

水が湧いているところが見えたらしい。(既に過去形ではあるが・・・)

地質断面ではこういう形になるらしい。水前寺成趣園の脇の大きな水たまりはなんだろ?

たぶん、江津湖のことなんだろう。

スタッフブログ|[公式]熊本市水前寺江津湖公園

水前寺成就園よりも下流に位置する江津湖は水位低下をしていないようだ。

水前寺成就園と江津湖の位置関係は写真の左下のあの辺りになる。

ブラタモリに戻った。この辺りの田んぼは、ザル田といわれているらしい。

つまり減水深が非常に大きい田んぼということなのだろう。

ここで、タモリさんは、熊本の田んぼは地下水涵養に大きな役割をしていると言う話をしていた。

【ここからは脳内妄想】

1.水前寺成就園の水が涸れて、江津湖の水位が下がっていない理由

これはたぶん全体の地下水位が若干低くなっているのだろうと考えている。

江津湖はだいたい標高5mくらいの高さにあるのに対して、水前寺成趣園の池は標高9mくらいのところにある。

標高差4mもあるので、その区間の中に地震後の地下水位があるのだろう。

地震後、水前寺成趣園に水を入れても、地質がザル田のため、減水深が大きい。したがって水がたまらない。

地震の時に池底にあった若干の遮水の役目を果たしていたものも、地震の強い振動で目詰まりも無くなったんじゃ無いかなあ?

今の水前寺成趣園は、ザル田ということ。

2.これから水前寺成趣園は枯山水のままなのだろうか?

上流部の田んぼの耕作が今年再開されるかどうかというところも大きな影響がある様な気がします。

もうそろそろ田んぼをやるかやらないかの決断が迫られているとは思います。

新しい水ミチが出来てしまい、ASO-4にある表層地下水の水位が変化してしまったものよりも、地表からの地下水涵養が勝っていれば池の水位が戻ってくるような気がします。

ただ、かなり震災の影響が酷いので、耕作が例年通り進むのか解りませんね。

熊本の市街地もどんどん都市化・宅地化がすすんでおり雨水も地下浸透しないような環境になっているようですので、元々地下水涵養能力は下がっていたのではないか?とも思えます。

そういうわけで途中からは私の勝手な脳内妄想となりましたが、しばらくは枯山水な水前寺成趣園のままなような気がします。

 

 

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