熊本空港が無傷で大活躍している件

地方空港なんて公共インフラとしては邪魔だといわれてはいますが、今回の熊本地震の震災では大活躍しそうな気配です。

 

熊本に行ったことはありませんが、私の弟家族が熊本に住んでおり、全然無関係ではありません。

熊本に住んでいる弟家族は、熊本空港にいって移動するよりも、福岡空港の方が便利だからみたいな感じのことを言っていましたので、本当に無用の長物なんだろうと思います。

さて、そんな中、熊本で布田川断層系の地震活動が続いています。被災者もかなり増えて、道路の寸断などで物流も停止しているようです。

熊本に向かう一部の便 運航再開 | NHKニュース

今日から熊本空港は民間機も運行再開だそうで、ターミナルビルの一部は破損していたが、滑走路は無傷だったようです。

空港と言えば、東日本太平洋沖地震での仙台空港が津波で水没したとか、多分に漏れず被災するものだろうという印象がありました。

民間空港としては閉鎖していましたが、隣接する陸上自衛隊の高遊原分屯地としては機能していましたし、何かと批判のあるオスプレイもここに着陸して物資を入れているようです。

滑走路が無傷だったのでなんでだろう?と思って地質図を見てみたら・・・

熔岩台地の上でしょうか?まあ運良く滑走路が無傷だったとは思いますが、地質的には一番良い所だったようです。

現空港は阿蘇山の噴火規模が大きくなれば、火山灰で運用できなくなるような所でしょうから、そういう意味では批判されるような立地条件にあります。

ただ今回は、被災地の熊本県益城町にも隣接しているので、無用の長物が大活躍しているわけです。

熊本空港は1971年に今の場所に移転したようですが、もともとは熊本市の市街地にあったようです。

今何かと話題になっている熊本赤十字病院の辺りが空港だったそうです。

ここを広げて空港を運用していたら、平常時は便利だったかも知れませんが、今回の地震では使えない状態に陥っていたかも知れません。

社会基盤整備に無駄が多いと言われては居ますが、非常時にはそういう無駄が重要拠点になるんだなあと痛感しました。

こういう話ってマスコミはあえて取り上げないのか知りませんが、物資が届かないだの、水が届かないとか一番酷い被災地ばかりを報道し、一部では救出救援活動の邪魔をしています。

 

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備えあれば憂いなし

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