「はやぶさ」おかえりなさい
リアルタイムで見ることはできなかったが、満身創痍といってもいい探査機はやぶさが地球に帰ってきた。
その少し前、クローズアップ現代で「はやぶさ」の経緯について紹介されていた。
全部じっくり見ていないけど、そこには技術者の悲喜交々の戦いがあったことが紹介されていた。
30分番組であれだけのことをやったのだろうから、本当は紹介するには足らない時間枠だったのだろう。さながらプロジェクトXが復活したかと思ったくらいである。残りはNHKスペシャルでじっくりやって欲しい。
1.はやぶさは、小惑星「いとかわ」に到着、着陸するまでは完璧と言っていいほど順調だったらしい。
2.いとかわに着陸して、すぐに離れる予定が、すみやかに離脱ができなかった。
(ここがトラブルの始まり)
3.なんとか離脱した「はやぶさ」は、傷だらけになって制御不能・・・そして行方不明。
(ここでプロジェクトは失敗と宣言してもおかしくなかった。)
4.電波天文台で「はやぶさ」をなんとかみつける。
5.ボロボロのはやぶさを軌道修正し、壊れたエンジンを使いながら、地球に帰還。
下手な三文映画よりも、スゴイストーリーであると感じた。
ここでは、「研究者」という言葉ではなく、「技術者」という名で、スタッフを呼んでいたことが印象に残っている。残されたカードを1つ1つ使いながら、目的を達成したと言う話には、自分たちももっと頑張らないといけないと言う気にさせられた。
どうして日本人は、遠くに言った人におみやげを期待してしまうのだろう?
地球に帰ってきたカプセルがたとえ「カラ」であっても、このプロジェクトはすごかったに違いないとおもうのだが。
この写真が・・・やっと地球に帰ってきたと言っているようだ。ただの機械のはずなのにな。
傷だらけの帰還
探査機はやぶさの大航海
(NO.2902)
7年の宇宙の旅を終え、6月13日、地球に帰ってくる日本の小惑星探査機「はやぶさ」に注目が集まっている。小惑星・イトカワの岩石を持ち帰れば史上初の快挙だが、それ以上に人々を惹きつけているのは、想定外のトラブルを乗り越えてきた「はやぶさ」と、地球から支え続けた日本の技術者たちの決してあきらめない姿である。4つあるエンジンのすべてが正常に作動しなくなると、壊れたエンジン同士を組み合わせて復活させた「知恵」。一か月以上、通信が途絶した際、広大な宇宙空間で行方不明になった「はやぶさ」を探し続けた「執念」。小惑星への着陸の際に受けたダメージで、機体がバランスを失ったとき、地球に戻るための貴重な燃料ガスを機外へ放出して立て直した「決断力」など。残された機能をフルに活用し、地球への帰還を目指す「はやぶさ」と技術者たちの姿を追い、多くの人々を勇気づけているその魅力に迫る。
ISAS | 「はやぶさ」大気圏突入/カプセルも発見 / トピックス
「はやぶさ」大気圏突入/カプセルも発見
日本時間6月13日19時51分に「はやぶさ」は無事カプセルを分離し、日本時間6月13日22時51分頃には大気圏に突入しました。
2003年5月9日にM-Vロケットで打ち上げられてから約7年間、イトカワに着陸し、サンプル採取作業を行い、再び地球に帰還するという難事業を、幾多の困難を乗り越え成し遂げることができました。また大気圏に再突入した「はやぶさ」カプセルについて、ヘリコプターにより捜索した結果、日本時間6月13日23時56分にWPA内の予定区域内においてカプセル本体を目視により発見しました。
なお、カプセルの回収作業は、日本時間6月14日午後に行う予定です。これまで応援していただいた皆様に感謝いたします。
お疲れです。
夕べ必死でネット中継を見ようと思いましたが何処も混雑しているようで駄目でした(泣
しかし久しぶりに感動しましたね・・長男にも、はやぶさの素晴らしい偉業を長い時間、色々と説明してしまいました。
今後もこのプロジェクトを続けて欲しいですけど今の政権には何も期待は出来ませんね・・・
色々と異論があるかも知れませんが、国は我々大人と子供達に科学の素晴らしさと、夢を税金を沢山使ってでも見せて欲しいものです。
ネット中継はダメだったみたいですね。
NHKはどうしてこう言うときに生放送をしない・・・と思ったのだけど、ワールドカップの最中にこのイベントは酷だったかも知れません。
こういう技術って、無駄、無謀と思われがちだけど、種を蒔いていく人って大切だと思います。僕らの世代にはその恩恵は受けられなくても、次の世代、またその次の世代が使う技術になるのだから。
しかし・・・小惑星に行って帰ってきたなんて聞くと、ガンダムの世界が近づいてきたなあと思ってしまいました。