アイスランドの火山噴火の影響は長引きそうだ
アイスランドの火山の噴火は、航空機からヨーロッパ諸国に影響をおよぼし始めたようです。
今回した火山は1821年の噴火以降、休火山となっていたそうで、189年ぶりの噴火なのだそうだ。
当然1821年にはジェット機なんぞは飛んでおらず、今後、どういう展開になるか予想が付かないところでしょう。
ヨーロッパ諸国の移動には鉄道網が使えるが、ヨーロッパからアメリカやアジア圏に行きたい場合、航空機が使えない日が続くことになりそうです。
ロンドン・ヒースロー、パリ・CDG、フランクフルト、アムステルダムなんかが有名な空港・・・全滅してますね。
噴煙の影響を受けていない航路の確保できる空港を探して、そこから国外に出るしかないようです。
ヘルシンキなら行けるかもしれないけど・・・日本からもヨーロッパ諸国に入れなくなってます。
富士山が噴火したら、羽田と成田は、言うまでもなく閉鎖でしょうねえ。
そう言う意味では、関西空港とか国際空港として担える空港が分散して整備されている事は良いことかも知れません。
でも富士山が噴火したら新幹線も止まる可能性が高いだろうから、関西空港にたどり着けないことになりそうです。
それにしても、かなり長引きそうな気配である。
欧州の 空港、アイスランド噴火で相次ぎ閉鎖 JAL、ANAにも影響
- 2010/4/16 1:14情報元 日本経済新聞 電子版
アイスランドで15日、大規模な噴火があり、大量の火山灰が欧州北西部の上空に拡散。航空便欠航や空港閉鎖で空のダイヤが大きく乱れた。火 山灰は航空機の視界を遮るほか、砂の破片がエンジン部品を破損する恐れがある。火山灰が上空に数日間滞留する可能性もあり、運航正常化の見通しは立っていない。
英航空管制サービス機関NATSは、同日正午(日本時間午後8時)から英国上空の航空機の飛行を禁止すると発表。ヒースローなどロンドンの 3空港、英北部スコットランドや北アイルランドの空港も閉鎖された。フランスやオランダ、ノルウェーなどの空港でも欠航や閉鎖が相次いだ。成田空港から欧 州に向かった日本航空と全日空の計3便も離陸後に引き返すなど影響が出た。
噴火したのはアイスランド首都レイキャビクの東 120キロにある火山。3月21日未明から噴火を始め、近隣住民が避難。15日朝の大規模な 噴火で大量の火山灰が広がった。この火山は1821年の噴火を最後に休火山となっていた。アイスランドでの噴火は2004年以来。英メディアによると上空 の火山灰は地上に落下する前に拡散し、人体への影響はほとんどないとみられるという。
英国から欧州大陸へ向かう乗客らはユーロスターやフェリーなどの移動に切り替えている。欧州では復活祭の休暇シーズンが終わり、ビジネスマ ンの出張が本格化する時期だけに打撃は大きい。(ロンドン=岐部秀光)