能登半島地震で転倒したビルの転倒原因がとりまとめられたらしい

2024年の元日に発生した能登半島地震、いろんな被害が広域に発生したが、ここの被災現場がランドマークになった感があります。
2年の歳月を経て転倒原因がとりまとめられたらしい。

最大の要因は杭頭の脆性破壊

いくつかあるうちの一部の杭の頭部がグチャグチャになって建物が支えられなかったらしい。
地震の震動で引っ張られて杭頭が破断されたのか?と思っていたんだが、全くの逆です。
確かに、倒壊した建物がめり込んでいるくらい杭の周面はズブズブだったことを考えれば、杭頭周辺の土に抑える力なんてものは存在しないと考えればすっきりするのだろうか?
もともと杭の強度そのものにも問題があったのかも気になるところです。

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能登半島地震で転倒した7階建てビル、最大の要因は杭頭の脆性破壊 | 日経クロステック(xTECH)

委員会の最終取りまとめ資料を見てみた

記事はここまでしか読めなかったんだが、今ひとつ頭の中がすっきりとしなかったので、この記事の原著となる委員会の最終取りまとめ資料を見ることにした。

令和6年能登半島地震における建築物構造被害の原因分析を行う委員会
https://www.nilim.go.jp/lab/hbg/iinkai/notohantouzisinniinnkai/file/251223_torimatome.pdf

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地震の発生時から転倒時まで何が起きたのかを時系列の概念図がでていたので、これだけクリップしておきたい。
ズブズブの地盤の杭頭部というのは、こういう破壊が起きるのだと理解できました。
この建物は1975年の建物ですが、今の建築基準法ではこの辺りは対応しているのか、あれ?不勉強でわかりません。
建物の杭頭部で孔内載荷試験を実施するのは、この設計の為にやるんでしたっけ?ただ言われたままに仕事して居るから理解できていないんだな。
こまったものである。

改めて地盤情報データを見てみた

発災時には、この辺りのボーリングデータは全く公開されていなかったのですが、今回改めて見てみたら、この倒壊ビルのボーリングデータはなかったが、すぐ近傍のボーリングデータがでていた。
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公共事業じゃないのに、石川県がデータ提供って「はて?」という感じであるが、倒壊現場からすぐ近くです。
まあ見て見ましょう。
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この調査は昭和42年(1967年)に実施されたものらしい。
表層20mくらい粘土が連続するらしいが、今のスタイルの標準貫入試験だとたぶんN値はもう少し低いのだろうと思って見ていました。

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