クローズアップ現代「新しい“ふるさと”へ ~新潟県中越地震 10年目の模索~」を録画で見た
2014/10/23で新潟県中越地震10年だそうです。
人文地理学というのか人間の臭いのする領域になっちゃうと、私は興味がどんどん無くなってしまうのですが、ここは我慢してみました。
それにしても10年ですか、関係していない私のような人間は、記憶の風化が早いです。
あれから東日本大震災もありましたから、いろんな災害が上書きされていきます。
旧山古志村はいろいろ再生プランを練ったが結局のところ、人口流出に歯止めがかからなかった。
高齢化はどんどん進んで行っているらしい。そんな不便なところに誰も帰ろうとは思わないだろう。
ただ、長岡市の市街地に居を移した人を拒むのでは無くて、日中くらいは山古志においでよという活動が実を結びつつあるらしい。
あのような中山間地で作る米も野菜も美味いに決まってるから、昔住んでた人が畑を荒れ地にしたくないという気持ちもあるようだ。
牧場を作ったり若い人も呼ぶ試みもあるらしい。
今の高齢化世代が居なくなったときにどうなるのかなあ?とは思う。
越後川口の例は、役所に頼らないで集落をもり立てていこうという話のようだ。
一過性の災害ボランティアを手放さずに、つながりを持ち続けることによって、そこにいつでも来られる空気を醸成しているようだ。
ついつい田舎の過疎の村のため、閉鎖的環境をイメージしてしまうが、中にはこう言う取り組みをしている例があるという風に見て取れた。
良いところばかりの取材なんだろうと思うし、上手く行っていないこともたぶん多いのだろう。
ただ、被災地の範囲がそれほど大きくないし、また、そこに居る人も少ないから人も呼びやすい環境があるのだろうとは思っています。
やっぱり、この手の話題はコミュニティ障害の私には少し難しくて、近寄りがたい話だなあと感じてしまうところが本音である。