石川県七尾市の国道249号線の腹付盛土の崩壊について
「コンサルは盛土に水抜きを設計しない」と揶揄する人が居られますが、この盛土っていつ作られたものか考えない人は多い。

石川 七尾 国道が崩れ車3台転落 3人けが 大雨の影響か | NHK | 石川県
そういうわけで、Googleさんでどの辺りか見てみた。

ガードレールが落ちているので、たぶんこの辺りだと思う。この写真を見て盛土だなあと思う人はたぶん居ない。
崩れたから、あぁ盛土じゃん!ってタイプの盛土だと思う。なぜかと言えば。

1975年頃に作られた道路拡幅の為の腹付盛土だから。(1975年頃の空中写真)

1960年代はこんな具合で舗装も怪しかった盛土だったように推察されます。
高度経済成長期に一気に道路改良工事を進めているわけですが、そんなところに建設コンサルタントが付いて盛土設計していると思います?
そんなものはここ30年もないでしょう。
ついったーを引用しようと思いましたが、オレオレ正しい人なので辞めておきます。
高度経済成長期の道路改良工事の盛土は今後どんどん崩れると思っています。
だってみんなそこが盛土だということすら忘れてるのですから。
備えあれば憂いなし
