トリウム原子力

私は、この案内が来るまで「トリウム原子力」というものの存在を知りませんでした。

原子力開発は、ウランを使ったものという固定観念があったのであるが、トリウム原子力というものも同時に研究されてきた。しかしそれはあまり一般市民に知られることはこれまで無かったそうです。

ウラン原子力と密接に関わるのが核兵器であり、ウラン原子力が第二次世界大戦後から使われてきたのは、兵器に転用しやすいプルトニウムを生産する目的も担っていたとのことである。
今過剰に余っているプルトニウムも消費させる点でも注目されている、トリウム原子力が日本ではあまり報道されないのはどうしてだろうか?
現在ウラン原子力の発電所を作ることの出来る技術を持っているのは日本だけである。そのため、新興のトリウム原子力が出てきてもらっては困るという社会的勢力はないだろうか?

一方で、アンチ原子力という集団がこの世の中にはいる。
原子力発電反対という錦の御旗を掲げているので、この人達にもトリウム原子力は受け入れられないのだろうか?
オバマ大統領のノーベル賞が茶番だと思っていたが、プルトニウムの生産されない原子力エネルギー政策(トリウム原子力)を提唱しているらしい。それ推進されていくのであれば、その賞に値すると思う。

やはり日本ではトリウム原子力が社会的に封印されているような気がする。

国際高等研究所 International Institute for Advanced Studies; Top Page

核なき世界を生きる~トリウム原子力~

講演要旨

持続可能な社会の実現には、温暖化への対応ばかりではなく途上国の支援やエネルギーの確保といった問題も解決していかなければ なりません。その大きな課題の一つに核兵器の廃絶があります。

原子力は温暖化の防止に一役買います。しかし核兵器の拡散も懸念されます。また百万年近く管理が必要な放射性廃棄物も負担となります。トリウムの利用はこれらの課題を克服する可能性があります。ウランの原子力に加えてトリウムを利用することでプルトニウムを消滅させることができます。途上国で原子力を利用する際の核兵器拡散の恐れをなくします。トリウムからも放射性廃棄物は生まれますが管理期間は数百年に短縮されます。

トリウムは中国やアメリカなど世界中で関心が高まっています。火力発電からトリウム原子力に、ガソリン自動車から電気自動車に移行する橋渡しになります。電気自動車に不可欠な希土類と一緒にトリウムが得られるからです。「核なき世界」を訴えたオバマ大統領はノーベル平和賞を受賞しました。未来を拓くトリウム原子力について一緒に考えてみませんか。

日 時 2010年2月20日(土) 14:00~16:00 (開場:13:30)
講 師 亀井 敬史 氏
(京都大学生存基盤科学研究ユニット 助教)
会 場 国際高等研究所 レクチャーホール
対 象 高校生以上
入 場 無料
定 員 150名
お問合せ
  • 〒619-0225 京都府木津川市木津川台9丁目3番地

  • 財団法人国際高等研究所 「亀井講演会」 係

  • TEL: 0774-73-4000 FAX: 0774-73-4005 

  • E-mail: www_admin@iias.or.jp < 日・月・祝休>

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

前の記事

NHKスペシャルMEGAQUAKE1