亀の瀬地すべり内に残ったトンネル
亀の瀬地すべりと言えば、大阪にいるときに一度だけ仕事を担当したことがあり、以前はここの地すべりの地下にトンネルが走っていたことを聞いていました。
地すべりの活動で完全に無くなっちゃったと聞いていましたが、遺構として発見されたそうです。
地すべりとトンネルの関係がどういう関係で、何処が残っていて発見されたのか知りたいところです。
80年前の「タイムトンネル」、大阪で発見 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
80年前の「タイムトンネル」、大阪で発見
明治、大正に大阪―奈良間を結んだ大阪鉄道の路線で、1931、32年の大規模な地滑りですべて崩壊したとみられていたトンネル「亀ノ瀬隧道(ずいどう)」(大阪府柏原市)の一部がほぼ原形のまま見つかり、9日、報道各社に公開された。
約80年前、土砂の下に消えた〈幻のトンネル〉に、関係者は「まさか当時のまま残っていたとは」と驚いている。
トンネルは1892年、大和川右岸の生駒山地を貫いて建設された。昭和初期の地滑り後、出入り口が封鎖され、間もなく現場を迂回(うかい)する別の路線(現JR関西線)が建設された。
見つかったアーチ状のトンネル内部はれんがで覆われ、幅3・3メートル、高さ4・6メートル。昨年、国土交通省が排水トンネルの敷設工事で周辺を掘削作業中、全長約500メートルのうち、66メートルが崩壊を免れているのを確認した。同市教委と国交省は、一般公開の方法を検討する。市教委の担当者は「約80年前の空気が詰まったまさにタイムトンネル」と話した。
(2009年12月11日07時03分 読売新聞)
お疲れです~
ずいぶん以前に、今は亡き親父と何回か亀ノ瀬の現場で仕事をしましたが
トンネル内部のレンガが出た事はありましたね(深度は忘れました)。
他のオペの話によると、枕木に当たったケースも、あったみたいです。
まあ亀ノ瀬は、ケーシングが入れにくいですから、夜に黙ってセメンテーションをしているオペが、かなりいました。
ちなみに親父は会社と役所の許可を貰ってセメンテーションをしました(押しの強い人だったです)。
昔の仕事は、役所も業者も、その目的を達成するために臨機応変に対応してたようですが、その話も今は昔のような気がします。
何かの仕様書(マニュアル)に書かれていないことは原則禁止みたいな感じになりつつありますね。
まあ仕様書第一主義の中で生きてきた技術屋なので、何も言えないところですが・・・。