水ビジネス参入

日本にいると、「淡水」が商売になるなんて想像できないのですが、全世界的に淡水不足なわけです。
この政府発企業体は、成功するでしょうか?
穿った見方をすれば、天下り先ができただけで、世界競争力に負けるような気もしないわけでもありません。

「和製水メジャー」育成に政府が本腰 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

「和製水メジャー」育成に政府が本腰

 政府は27日、きれいな水をつくり出す「水ビジネス」で、官民の技術を結集し、海外での受注を支援する方針を固めた。この日発足した官民ファンド「産業革新機構」の資金を活用して、基幹部品の開発から上下水道の管理・運営まで一貫して手がけることのできる「水メジャー」を2010年度にも設立する。

 中国やインド、中東では経済発展にともない水需要が急増しており、水ビジネスの世界市場は、現在の約60兆円から2025年に約111兆円に広がると見込まれている。このうち市場規模が最も大きいのは上下水道の管理・運営で100兆円と予想される。

 政府は、和製「水メジャー」育成にあたり、〈1〉水処理膜を生産する繊維メーカー〈2〉プラントの建設会社〈3〉事業展開を立案する商社――に加え、有力自治体にも人材や技術を提供してもらって新会社を設立する構想だ。自治体では東京都や横浜市、大阪市、北九州市などを想定している。

 新会社には機構から数十億円規模を出資する方向で、今後調整を進める。

 日本企業は水の処理膜などの技術で世界最高水準で、分野によっては6~7割の世界シェア(市場占有率)を持つ。しかし、管理・運営面はもっぱら自治体にノウハウが蓄積されてきたために世界市場への進出が遅れ、仏スエズなど海外メジャー3社が約8割のシェアを握っている。
(2009年7月28日03時05分 読売新聞)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

未分類

前の記事

ちょっとだけ揺れた

次の記事

平針の里山