指し手か・・・駒か・・・
今日から6月です。
先月末で、私の会社の知人2名が退職された。
・1人目
私が入社したとき寮にしばらく入ったのだが、その時に寮で一緒に生活していた同じ歳の人である。
現場の工務関係の仕事をしていた。私が入社したときは、まだ自分でボーリングマシンを動かしていた強者でもある。
世の中の流れから、現場の工務関係の仕事が主体になり・・・工務関係の仕事とは言うが、悪く言えば「雑用」である。
この仕事激減の折、他の事務所に異動の話(彼も希望していたらしいが・・・)もあったらしいが、その話も不調に終わり、希望しない部署に配置されて辞めたそうである。
まあ、彼はもともと、ボーリング機長になりたかったのを知っているから、これから頑張ってもらいたいと思うところです。
教訓:希望する部著に異動したいのなら、そこで必要とされるスキルを持っているべきだ
・2人目
私がまだ前任の事務所にいたときに、途中入社された人(技術士)である。
もともとは、大手コンサルにいた人であるが・・・この会社に来る前に、色々と渡り歩いている人である。
業績が困難な状況になったので、出勤日数の削減を会社から言われたらしいが、その結果は「退職」することになったとのこと。
次に行くところも決まっているらしい。
この人の評価は難しい。実業をやっている人からは手厳しい評価が多いとおもう。影では「給料泥棒」とまで囁かれていたわけです。
私はこういうタイプの人は、あくまで「駒」であるから、「働きどころ」を作らなければ、腐ってしまうのではないか?と考える。
「働きどころ」とは入れ物を作るわけではない、時限付きのテーマを与えながら、その人の仕事を周りで作って与える必要がある。
外様であるこの人が会社の為に、方針まで決めて一事業の拡大なんかできる環境にないわけのである。
まあそう言う意味では、指し手に能力がなければ、有能な駒も「歩」に劣るといったところだろうか・・・
周りの給料泥棒と揶揄していた人間は、この人からどれだけ技術を盗めたのか?
近くで技術を盗みたかったのに、転勤を余儀なくさせられた私には、残念でならない。
教訓:忙しいときこそ、よそ見は必要である。技術は盗むものだ。
そういうわけで・・・、今月も仕事に追われる日々になりそうです。