キーワードは「アセットマネジメント」

私は投資信託を少しやっている(もっぱら損をこいている)のだが、はじめた頃に良く聞いた言葉に「アセットマネジメント」という言葉がありました。

アセットマネジメントとは、個人や法人の資産ポートフォリオを最適配置し、その価値を最大化することであり、金融業界の重要なビジネスの一つである。

僕の業界では、関係のない話だけども、貯金してても目減りするし、ゆっくり運用しながら増やしたいと思ったわけである。

前置きが長くなりました。(最近長いな・・・)

最近、この仕事をしていても「アセットマネジメント」という言葉を頻繁に聞くようになりました。

アセットマネジメント

2003.04.24 社会環境システム部 竹末 直樹 (三菱総合研究所)

 「アセットマネジメント」とは、個人や法人の資産ポートフォリオを最適配置し、その価値を最大化することであり、金融業界の重要なビジネスの一つである。

 最近、「道路のアセットマネジメント」など、公物(=公共の建設物)にアセットマネジメントという言葉を用いる例が増えてきた。公物の場合は、売却や運用という概念は存在しないが、国民の税金を原資としているため、安全性や利用者満足を確保しながら、いかに長期的な費用を低減するかがアセットマネジメントの重要なポイントである。国土交通省でも、「道路のアセットマネジメント」を「道路管理において、橋梁、トンネル、舗装等を道路資産と捉え、その損傷・劣化等を将来にわたり把握することにより最も費用対効果の高い維持管理を行う概念」と定義し、それを実現するためのマネジメントシステムの構築を進めている。

 わが国の社会資本は、1960年代から1970年代初頭にかけて急速に整備された。今後は、高度成長期に整備されたこれらの多数の構造物が一斉に老朽化の時期を迎え、補修・補強対策や予算措置など維持管理問題が表面化するであろう。アセットマネジメントの考え方を取り入れた公物管理の重要性はますます高まるに違いない。

「今あるものを、うまく維持管理しながら使っていきましょう」と言ったところである。

至極当然の話ではあるのだが・・・こういう考え方が、スタンダードになりつつあるわけだから、そういう考えに基づいた仕事のできる技術者にならなければいけません。

引用記事は2003年だから、今さらだけど、キーワードは「アセットマネジメント」なのです。
(この話題は先日受講した地盤工学会中部支部のセミナーの受け売りで、閉めさせていただきます。)

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