名古屋市立大学病院の増築工事が旧建物基礎などの残存で遅れているらしい
旧建屋解体したときに、地中埋設物の除去まですべきだったところをして居なかったようです。
名古屋市立大学病院、救急災害医療センターの工事が大幅遅れ 建設地から昔の建物の残骸:中日新聞Web
そういうわけで25年前に解体した建物の基礎の一部が残っていて、それの除去工事に時間がかかっているらしい。
新聞記事によると、「解体工事も今の施工会社が関わっていたのだから、(埋めたのを)知らんはずないだろ?」という悪意のコメントも付記されている。
さて暇なおじさんが気になるのでどういう計画だか見て見ました。
救急災害医療センターについて | 当院について | 名古屋市立大学病院
このような形で手前の8階建ての建物が新築物件のようです。
25年前の建物の基礎が残ってるという話だったので当時の空中写真を見てみます。
現状(2020年)がこのような状態に有るのに対して
2007年の状態がこれ。記事にもある外来診療棟はもうこの段階で存在しています。
ただ古い建物が残っていますが、これを解体したときに地中基礎を撤去していなかったということでしょうか?
もう少し遡ってみました。1987~1990年頃の空中写真です。色々古い建物があります。
そうなるといつの時代の基礎躯体なのかまあよく解らないかもしれません。
詳しいことは解らないですが、官公庁の営繕物件って地下埋設物の記録なんてあまり整理されていないので、こういう風になるのは致し方ないというのが他人事の感想になりました。
好き勝手に盛土はするし、埋設管はかなり滅茶苦茶に布設されたままだったりとめんどくさかったりします。
その割に、工期短縮とかヤクザなことを言う。
そういえば、地中障害物の残っていたと想定されるところって今の名古屋市大病院の玄関ですよね?
玄関早く開業したいから、早く工事終わって引き渡せとか、当時の人が言っていたんじゃ無いか?とか疑ってしまいそうな話でもあります。
今回新設される建物は免震層が計画されているとなると、他の建物より掘りこんでたてものをつくる事になります。
地下2階建ての建物を作るようなものですので、色々邪魔なものが残っていたのかなあと思いました。