奈良県生駒市の近鉄けいはんな線東生駒トンネル南側坑口付近で土砂崩れが起きているらしい
怪我人がでなくて良かったですが。
奈良 生駒 住宅地で土砂崩れ 12世帯41人に避難指示|NHK 奈良県のニュース
そういうわけで、野次馬ですいませんがどこだか見てみます。
まあ多分ここでしょう。
坑口すれすれに住宅が建っているという不思議なところ。
どういう風に開発したのか気になったので、適当に並べてみました。
近鉄けいはんな線が作られるのは2000年に入ってからです。
坑口は沢筋と斜交して斜面に斜めに入っています。
1999年頃、近鉄けいはんな線が建設される前から住宅開発が始まっています。
2003年頃、近鉄けいはんな線東生駒トンネルの坑口が作られはじめています。
今問題となっているところは2004年頃に造成されているようです。トンネルは完成しているようです。
今の住宅が2008年にはできあがってます。
まだ植生が復旧していないので、住宅の裏は土の色が見えます。
こんな具合の開発履歴があるようです。住宅地の場所は切土造成しているように見えます。
トンネルの坑口の土被りがほぼ無いから、ここは坑口を作ったら盛土しているように見えますので、住宅地の斜面は坑口の盛土、もしくは坑口周辺の緩んだ地盤のような印象を持ちました。
雨が降れば背後の山から水が流れますので、斜面が不安定になったのでしょう。
斜面の傾斜が緩かったのでそう言う対策工がされていないようにも見えます。
こういう場合って、擁壁作らないのだろうか?
被災された方は気の毒ではあります。
斜面対策工をしたいところだが、斜面の中にはトンネルがいるので擁壁を立てるくらいの対策しか思い浮かばないのですがどうするのだろう?
(2024/06/29追記)
奈良 生駒 山の斜面崩れ住宅に土砂 6棟被害 けが人なし | NHK | 奈良県
場所は当たりでした。
この坑口の形をみると被りの薄い部分はコンクリート構造物のようにも見えないことも無いのだが、そうなると坑口の上の土は盛土ですよね?
まああとは偉い先生がいろいろお墨付きを出すだろうから、私の脳内妄想はおしまい。