アメリカのハリケーン(カトリーナ)被害

アメリカのハリケーン被害は色々話題になっています。
被災者や亡くなっている人の数も把握出来ていない状況にある。
地球温暖化による海水準上昇によって高潮の被害が大きくなっていると言うことも考えられるし、ハリケーンそのものの威力も確かに大きい。
「京都議定書を無視した政策国に罰が当たったのだ」という意見もある。
被災地の状況は、戦場となったイラクのバグダッドと変わらない。
略奪が発生したり、暴動まで起きかねない感じである。
これが自由で民主的な先進国アメリカと言われる本当の姿なのか?
これまでの状況から、被災を受けている人々は経済的に底辺にいる人々に集中しているようである。
ハリケーン(カトリーナ)が襲来するという話は、一週間も前から話が出ており、このような大惨事を招くことは想定していなかったにしろ、退去避難命令が出ていた。それでも退去しなかった人(=退去出来なかった人)が被災しているという結果を招いた。確かに富裕層であってもそこに家があり、家財があれば経済的被害はかなり多いと思われる。
被災後の対策が遅れている。
軍隊組織が世界一充実している国が見せている醜態でもある。
斜めにみると、今回の動向をこんな風に考えることもできる。
今回避難出来なかった人たちは、貧困層である。
貧困層は、不法に入国している人間もいる。
その大部分は納税の義務も果たしていないであろう。
アメリカ政府は被災者そのものを「社会のゴミ」として考えているのでは無かろうか?
納税の義務を果たしていない被災者に対して、国が本腰をいれて動くであろうか?
放置すれば世論が許さないであろう・・・その辺りの舵取りを上手くしながら、被災対策をしていくような気がしてならない。
この国の本質はここにあると思った方が良いようである。
自由な国かもしれないが、緊急時には切り捨てる国でもある。

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アメリカのハリケーン(カトリーナ)被害” に対して2件のコメントがあります。

  1. tantanmen より:

    堤防の決壊とか満潮と台風による海水面の上昇が重なったとか,そういう面は日本でも過去に長崎などで似たような例があったような気がします.アメリカは河川を堤防で守るのではなく氾濫原に匹敵する遊水地を作ろうとしていたみたいなんですね.一種の理想ですが,そもそも大きな河川の周囲は全て氾濫原だし,ニューオーリンズという街そのものがミシシッピ川の造り出した巨大な砂洲の上に立てられた都市としか思えないのでやはり無理があります.もしも東南アジアや東アジアだったら水田にするところですよね.ところが衛星写真で見ると水田らしき部分は少ないんですね.トウモロコシや綿花なども多いらしいです.水田にしても労働力がいないだろうし.気候風土と農業,そして潜在的な水田の緩衝作用についてあれこれと考えてしまいました.

  2. happyman より:

    コメントありがとうございます。
    高潮での被害は確か数年前に熊本でも有ったような記憶があります。
    ミシシッピ流域の被害は話が色々混同してしまっています。
    1.海岸線域の高潮被害があったのか?
    2.背後の調整池の堤防の決壊で市街地全域で浸水したのか?
    どういう流れで浸水被害が起きているのか、今ひとつ日本には行ってくる報道ではよくわかりません。まあ外国でおきていることなのでこちらでも興味が半減しているのも有りますが・・・
    アメリカが遊水池を作ろうとしていたのは、その淡水の有効利用が目的だったのでしょうか?
    その土地に降った淡水を海に捨ててしまうよりも、農業にでも転用できたらと考えたのでしょうか?全地球の淡水枯渇問題について先日から頭の中に入っていたので、そう思った次第です。
    でもアメリカの国の姿勢からして、そういう物質循環的な考え方はあまり無いような気もする。資源はあるだけ使ってしまおうというポリシーが強く感じる国であります。
    日本にも今大きな台風が上陸しています。
    大きな被害が出なければいいのですが・・・
    所々被害の一報が出ていますので心配です。

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