福山市の溜め池決壊は溜め池の本体の強度の問題よりも、溜め池周辺の土地利用に問題があったようだ。(西日本豪雨災害)

溜め池のある谷筋の上流に盛土地盤が存在していたらしい。

溜め池の健全性チェックに、上流部に土砂崩れの跡が認められない事を確認すれば良い話ではないようだ。

【西日本豪雨】ため池リスク、甘い認識 福山で決壊 | 中国新聞 – This kiji is

これどこだろう?といまさらながらGoogleで見てみた。

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溜め池の上に球場があったんだね・・・それは谷を埋めた盛土造成だったと。

1948年3月撮影のいわゆる米軍空中写真。溜め池は既にあったみたい。

谷の上流は禿げ山だったようだ・・・

1961年溜め池が大きくなっているような気がしないでも無い・・・

1975年谷の上流の木々がだいぶ大きくなってきた気がする。

1978年溜め池の上流で造成工事開始・・・盛ってるようにはあまり見えないが・・・

1981年、球場らしい上面の平坦面の下に小さい平坦面ができている。

西日本豪雨:決壊ため池、防災指定外 福山市、国指摘後も – 毎日新聞

そして豪雨で土砂が出た。形状からして、野球場(切土)の下段の平坦面が盛土だったのだろう。

溜め池が一気に崩れ去った原因は、盛土がすべってその土砂が土石流となったとみるとすっきりします。

谷埋め盛土で、地下水位が上がったことで、斜面安定がもたずにすべったということらしい。

え?と言うようなことが原因で災害が起きるんだな。起きてしまえば「これはあかんやろ」ってみんな思うのだが。

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備えあれば憂いなし

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