太古の昔は自然下で核分裂反応が起きていた・・・のかも知れない。
ギズモードの記事なので、出典もわかりませんが・・・
20億年前の太古の地球には、天然下で原子炉のような核分裂反応をしていたと言われている話です。何のことだかさっぱりイメージできないのですが、20億年前は核分裂物質U-235の存在比(同位体比)が高かったということらしい。
自然状態では核分裂して存在し得ない放射性元素ですから、太古の昔はもっと多かったという話なんでしょうね。
改めて言われると、あー当たり前の話なのかも知れませんが、私はそんなこと意識したことありませんでした。
現在の原子炉は放射性元素U-235が少ないから、人工的に濃集させて原子炉で核分裂反応をさせているということなんですよね。
何をいまさら感はありますが、そう言う目で見たことがなかったなあ。
これが20億年前の地球に存在した天然の原子炉 : ギズモード・ジャパン
原子力と自然。全く相反するように思えますが、原子力のエネルギーは自然法則に反してないんですね。
20億年前の太古の地球には、天然の原子炉が存在していました。アフリカのガボン共和国オクロ地区 のウラン鉱山にその化石を見る事ができます。この天然の原子炉は、大量で密度の濃いウラン235(U-235)が自然発生的に核分裂が行われた結果、20億年前の地球に生まれました。20億年前は、核分裂反応を起こしやすいU-235の存在比が高かったと言われています。
ちなみに核分裂連鎖反応が持続するには、自然界にあるウランの中で1%も満たないU-235が大量に必要になります。今の地球には自然発生的に核分裂反応がおこるためのU-235の存在比が無いため、自然発生的に原子炉が出来てしまう事はないそうです。
天然の原子炉の存在は、地球の成り立ちにおいて非常に重要な意義をもつだけでなく、放射性廃棄物の抑制のためにも重要なのかもしれません。
1972年にオクロ地区の天然原子炉は発見されました。日本人の黒田和夫先生という化学者がこの存在を予言していたのだそうです。『天然原子炉』(UPアース・サイエンス)藤井 勲 (著) 東京大学出版会 (1985/08) からの受け売りですが。
コメントありがとうございます。
そんな前から知られていたことだったんですね。
さてこの本は廃刊、古本でしか手に入らないみたいですね。
まあ一度読んでみたい気がするので、アマゾンの古本コーナーを見ておきます。