三宅島の火山ガス
三宅島:
火山ガス警報(レベル4)発令=午前5時50分
三宅島(東京都三宅村)で7日午前5時50分、島南西部の阿古高濃度地区の二酸化硫黄濃度が5.0ppmを超え、1日の避難指示解除後初めて火山ガス警報(レベル4)が発令された。高濃度地区は居住禁止だが、警視庁三宅島署は署員ら30人を出動させ、地区内に人がいないかどうか確認する一方、地区内にいた復旧工事業者にガスマスクをつけて避難するよう誘導した。
警報が発令されると、ガスマスクを装着し、脱硫装置が付いた避難施設か注意報・警報が出ていない地域に移動することが求められる。
毎日新聞 2005年2月7日 11時10分
三宅島が噴火した5年前に、技術士一次試験の論述問題の中に、「火山災害について論述せよ」という設問を選択して小論文をまとめたことを思い出している。(まだそのころは一次試験でも論述がありました。)
この時、雲仙普賢岳などで見られた、火砕流による被害や、火山灰の降灰について記述したのであるが、ページがどうしてもあまってしまい、おまけ程度に「火山ガスによって、人の生活できない環境になってしまう」なんてことを書いたことを思い出しています。あの時には、生物(人体)に与える影響なんて事を書いたのであるが、それだけではなく、硫化ガスによる金属の腐食など色々な影響があることを最近になって知りました。
あの時は出任せで、長く人間が暮らせない環境ができてしまうと、書いてしまったが、それが現実にあり、4年半の後に帰島しても不便な生活の中で生きていかなければならないということを、僕は想像していませんでした。