「救命病棟24時」で是非トリアージを取り上げてもらいたい
トリアージと言えば、私自身あまりドラマを見ないのであるが、大災害医療を取り上げている連続ドラマ「救命病棟24時」が今放映中である。
ここでトリアージについて取り扱う展開があれば、こういう考え方もあると普及するのではないか?なんて思うのである。
トリアージについて、トラックバックをしたら、トラックバックを返して頂いたので、もう少し考えてみることに・・・
黒タグ(区分0:治療打ち切り)に対する扱いはどうなるのだろうか?
どうしようもない状態で放置になるのであろうか?
元々トリアージというのは、戦争負傷者の治療優先準という概念からきているらしい。
戦場では、再起不能になった場合や助かる見込みがない場合に安楽死という方法がとられていたようである。
災害現場という戦場で、無下に放置という扱いではなく、安楽死という選択肢を選べはしないのだろうか?当然、事前申告や家族の同意は当然のことではあるが・・・
医者が見放して息途絶えるまで放置というのはあまりに、ひどいような気がする。
このような異常事態に医療過誤が発生した場合に責任問題がどこまで許されるか?ということもある。
完全に日常とはかけ離れた状態におかれた場合に、医療機関の人間に無条件に公人であれとも言えず、被災者が診察処置ということになると思われる。
医療過誤の発生する確率も高くなるのでは無かろうか?
トリアージという概念を普及させることは、非常に急ぐことだと思う。
運用方法にはまだまだ議論の余地が残される問題であることが、素人ながらにも感じるのである。