イカロス
はやぶさのイオンエンジンもすごい技術で、かつ壊れちゃっても無理矢理使えてしまった技術で面白かったが、今宇宙にいるイカロスというのも面白い奴である。
太陽光をうけて、そのエネルギーで帆走するという、頭の中が混乱しそうな話である。
宇宙空間は真空だから、ちょっとのエネルギーでも抵抗がないことから、帆走出来るという理論らしい。
でも・・・実証結果が良く解らないです。
打ち上げ時のロケットの力で秒速26kmで、太陽光から受けた帆の力で秒速10mだけ減速したとのこと。誤差の範囲じゃないの?って思えるほどである。
ロケットの打ち上げエネルギーがすごいというのか、なんというのかと言った感じである。
まあ成功だっていっているんだから、成功なんだろうけど、よく解らない結果である。
時事ドットコム:太陽光受け帆走、初実証=宇宙ヨット「イカロス」-一円玉の1割の圧力
太陽光受け帆走、初実証=宇宙ヨット「イカロス」-一円玉の1割の圧力
宇宙航空研究開発機構は9日、金星を目指して打ち上げた宇宙ヨット「イカロス」が、1カ月前に帆を展開して以来、太陽の光の粒子を受けて航行する基本機能を実証したと発表した。惑星間航行では世界初の快挙。
6月9日に薄い樹脂膜の正方形の帆(1辺14メートル)を展開した際には、打ち上げ時のロケットの力で秒速26キロで航行。太陽に近い金星に進みながら帆に太陽光粒子を受け、向かい風を受けるように1カ月間でわずかに秒速10メートル分、減速した。
重さ約300キロのイカロスが受ける太陽光粒子の圧力は、地球上の重さに換算すると0.114グラム。一円玉(1グラム)の1割強にすぎないが、帆を大きくし、長い時間をかければ、木星などへの航行に利用できる。津田雄一助教によると、9月以降には機体の姿勢を変えて加速する実験も行う。(2010/07/09-22:40)