はやぶさプロジェクトはJAXA主流には邪魔だったらしい
「はやぶさ」プロジェクトの予算については、かなり根が深いモノであると言うことが、色々見ているうちに解ってきた。
簡単に言うと・・・「敵は身内(JAXA)にあり・・・」と言った感じなのだ。
お荷物の子が活躍してしまって、JAXAは手放しに喜んでないと言ったところなのだろうか?
実 現の瀬戸際に立つ「はやぶさ2」 – ビジネススタイル – nikkei BPnet
官が「つけようか」と 言った予算を拒否
実際「はやぶさ2」は、JAXA内で「ひょっとして、いじめられている?」と疑えるほどの扱いを受けているようだ。昨年 末に行われた、今年度予算折衝で、「はやぶさ2」は着手のために5億円を要求した。折衝の席上、財務省や文部科学省の側からJAXAに対して、「数億円な りつけるべきではないか」という発言があったが、JAXAはそれを退け、結果は5000万円となった。予算を出す側が、「予算をつけようか」と言ったのに 対して、JAXAは「いらない」と答えたのである。
上記の記事が載っている。
確かに、はやぶさというプロジェクトはM-Vロケットという旧文部省宇宙科学研究所(ISAS)によってスタートしている。もうすでにM-V(固体燃料)ロケットの開発は廃止されている。
JAXAの主体は旧宇宙開発事業団(NASDA)であるから、このプロジェクトはJAXAに統合されていても、迷惑プロジェクトだったということらしい。
こういう組織には・・・やっぱり派閥(学閥・組織閥)が存在するのか・・・。
いかの記事を参考に、少し勉強しました。
毎回毎回民主党がクソと言っていても仕方ないので、何がガンであるかは確認すべきですね。
「はやぶさ2」が動かないのは政治のせいではない | おごちゃんの雑文
我々は「JAXA」とか「大学」となると、つい技官や教官の姿を思ってしまう。まるで彼等がそういった組織を運営しているかのように誤解してしまう。でも、実際に動かしているのは「内部政治」であり、技官や教官はその「コマ」に過ぎない。実際に直接動かしているのは「官僚(事務官)」で、その官僚の様々な綱引きの結果、「はやぶさ2」は飛ばないわけだ。
元々、JAXAはいくつかの組織(NASDA, ISAS, NAL)が行革で1つになったものだ。このあたりから、「はやぶさ」の不幸は始まっている。この辺がどう綱引きされているかも、松浦さんの連載を見てもらうと良い。