ここ最近の内陸型の活断層地震で、初めて名前が付いていた活断層が活動したような気がする(神城断層)
兵庫県南部地震(1995/1/17)が発生して20年近くが経つわけだが、その時に大々的にクロースアップされたのが、「活断層」だったと記憶している。
都市圏活断層図は、これがきっかけで整備されたもので、地形判読による赤マッキーで地図上にグリグリと記載されたりした。
また活断層と言われるところを掘って掘って掘りまくって、断層のトレンチ調査も行われるようになった。
でも不思議なことに、その後発生した、鳥取県西部地震(2000/10/6)、中越地震(2004/10/23)、岩手・宮城内陸地震(2008/6/14)、長野県栄村の地震(2011/3/11)と活断層が起因すると考えられる地震は全て、「未知の活断層」と言われる所で起きていた。
私は、あれだけ金を出して調べていたのに、意味ないなあと思っておりまして、「活断層地震は日本全国ダーツの旅みたいなものだ」と場にしていたところもあります。
今回の白馬村の地震は「神城断層」と命名されており、それなりに調査がされていたところだ。それが動いたと言うことは印象深い話だなあと思っております。震源が浅かったので、地表に断層変位が確認されたというおまけ付きでした。
糸魚川―静岡構造線の北部断層が活動か 政府調査委:朝日新聞デジタル
さて気になるのがこのあとの地震なのですが・・・
1.長野県栄村での地震ののように、この地域の活断層と東日本太平洋沖のプレートの相関が少なからずあり、あちらでまた大きいのが起きる?
2.887年の信濃北部地震のあとのように、南海トラフの地震活動が活発になる?
3.1714年の地震の後のように、南下して伊那谷方面で地震?また岐阜県西部方面で地震?
4.何も起きない。てか誰もそんなことは解らない。
私は4番に◎を付けたいと思っております。
どちらにしても、また今回の地震で、「俺は予知に成功した」という地震陰陽師さまがいっぱい出現することでしょう。
家屋などが壊れましたが、いまんところ死者が出なかったのは不幸中の幸いかと思います。
今回の地震はとても運が良かった地震と思いたいところです。