テレメンタリー2014「家はなぜ“谷”に建ったのか~74人死亡 広島土砂災害~」を録画で見た

民放のドキュメンタリーを見ることはあまりないのですが、広島の土砂災害のことがまとめられていたので録画で見ました。

テレビ朝日|テレメンタリー 名古屋の放送は4日遅れくらい?

この番組は、土石流被害の大きかった例の「蛇落地悪谷」というところだけを切り取って特集していた。

まず県営住宅が出来、その周りに宅地開発が進んでいった歴史である。

谷に家ができはじめ・・・ここの家の人は命だけは助かったらしい。

この時期にはもっと沢の上流に家が建ち始めたらしい。

県営住宅がここに作られたことによって、どんどん宅地造成かが進んだとも言えなくもないらしい。

県営住宅から近くの土地を買って移り住んだ人も多いとのことである。

(被災した人の言葉)

・(安全)じゃなかったら県営が経たないだろうから、

・災害があるなら県営を建てる時点で県や市がわかっているでしょう。

解っていて、その上で安全だと思われるところに造成した県営住宅はさほど被害が無かった。

江戸時代からここに住んでいた家の人の話が出た。

江戸時代に土石流があった言い伝えが有り、山には石がいっぱい転がっている。(だから、最近の大雨が異常気象では無いと言うことだね)

県営住宅はなんでこんな所に作られたのか?と言う話にうつった。

大広島計画なんてのがあったんだな、ちょうど名古屋では東山丘陵開発に匹敵するのでしょう。

平地部はほっておいても宅地開発は民間で進む。

土地の安い山間地は公的に開発していこうという話。これは広島に限ったことでは無い。

ここは土石流が頻発しているところと把握されていた。

渓床地は危ないから県営住宅は避ける計画になったのでしょう。

(先祖代々続く地主登場:顔出してました)

・よくあんな所に宅地造成したなあとは思っていました(→土地がそれで売れたんでしょう?)

・一番危険な場所ですから(→解ってて売ったんでしょう?でも二束三文だったのかも。)

(被災した人の話:顔出してました)

・不動産屋に聞いた仲介業者に、「全く大丈夫です」って言われた。

・危ないんじゃないかなと思って聞いたんだけど、それ以上期待する方が無理かも。

・「この商品は欠陥があります」と売る人は居ない。

(家を建てた業者:顔出せませんよね・・・)

・どんな場所といっても(建てる場所は)どこでもよかった。

・販売業者が持ってきた。販売業者がお膳立てを付けてくれる。

・行政は何をしていたのか、行政もわかるわけない

・解っていたら建てさせやしない。

まあこのような感じで所感が述べられていた。販売業者はさすがに民放だけあってさらっと触れられずに流れた。

都市計画法の話。

当初設定された市街化区域から、どんどん拡大している。許可せざる得ない事情もある。

「都市計画法に、防災の観点は組み込まれていない」と行政。

これもまた広島で起きた災害であり・・・

土砂災害防止法が2000年に制定された。

この地域も調査をしたというのに・・・

報告書も出来ているのに・・・(イエローゾーンのあれですね・・・)

歯切れの悪い理由で公開が出来なかった。

結局のところ・・・あれなのだが・・・高度経済成長時に作られた家を引き継いで住んだ人が多く被災されたようである。

土砂災害警戒区域に指定したくても出来なかったという行政側のジレンマは、何故か歯切れの悪い理由でつままれたような話になっていた。

これは民放が作る番組の限界なのかなあ・・・と勘ぐってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください