2009年に発生した地震について

日本地震学会広報委員会が運営しているメーリングリスト「なゐふる」に配信登録しています。
先生ばかりで、私には難解な言葉が飛び交っているので読み飛ばししていることが多いですが、そこで気になったMLに気象庁の石川さんの発信が気になったのでメモを残します。

この仕事をしている僕らでも最近地震が多いねえ・・・なんて言ってしまいますが、統計的に見るとさほど増えていないのだそうです。
太田ジオさんの言葉を借りれば空白時間すら生じているわけで、このしばらくちょっとでかいのが来るかも知れないなあと心に留めておく必要がありそうです。

world2009

1970年以降、震源数の年毎の変化。総数509/40年間=年平均12.7回なので、最近3年間はやや活発な程度。大きな地震があった後に、一般向けの講演で「最近、地震が増えていると思うのですが、これから増えるのですか?」という質問をよく受けるので、それを否定するために毎年作っている図です。

ぼちぼちと2 : 岩手・宮城内陸地震から578日,,,空きすぎている

いま岩手・宮城内陸地震から1年半経ちました。ちょっと間隔が長すぎる感じがします。昨年のお盆ごろに起きた駿河湾の地震はM6.5という小さなものでしたので、この勘定には入りません(東名高速盛土は無残にも壊れましたが)。

この情報は、気象庁のページにあります。次はすこし大きめのが来るかもしれませんね。自然現象なので人間にはどうすることもできません。命名される規模の内陸直下型地震直前と考えておく必要があると思います。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/higai/higai1996-new.html

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

前の記事

サーバー変更

次の記事

兵庫県南部地震15周年